原菜乃華(21)が主演を務めるアニメ映画「不思議の国でアリスと−Dive in Wonderland−」(篠原俊哉監督、8月29日公開)に、松岡茉優(30)間宮祥太朗(31)山本耕史(48)らが出演することが13日、分かった。
同作は、英国の作家ルイス・キャロルの1865年の名作「不思議の国のアリス」を日本で初めてアニメ映画化した作品。松岡は、原作でも高い人気を誇るハートの女王を演じる。「子供の頃から、さまざまなアプローチでの『不思議の国のアリス』を楽しんできました。もし自分がそんな状況に置かれたらどうするだろう? と考えたことは、大人になってからもたくさんあります。篠原監督の創られた新しいアリスは、現代に生きる私たちとワンダーランドをシームレスにつないでくれます。ぜひ世界に漬かって、楽しんでいただけたら幸いです」とコメントした。
山本は、同じく原作の人気キャラクター、マッドハッターを演じる。「ファンタジーであって、パラレルワールドであって、子供の頃にみた夢の中のような話で、行きたかった世界だけど、そこにはそこでの不思議な奇妙さやちょっと教訓もある。僕はそんな『不思議の国のアリス』の世界感がすごく好きなのですが、今回の台本を読んだ時に、この世界観と、今の時代とまっすぐにうまくコラボできたのではないかと思いました」と手応えを口にした。「いつの時代でも、どんな角度から誰がみても、この世界を楽しんでみることができる。この時代に、老若男女問わず、みなさんが何か考えて、答えを見いだせる作品になっていると思いますのでぜひ楽しみにしてください」と期待した。
間宮は原が演じる現代の女の子、りせをワンダーランドへ誘う執事・浦井洸を演じる。2人は、大手芸能事務所トライストーン・エンタテイメントの先輩、後輩の間柄で、間宮が主演した22年のフジテレビ系ドラマ「ナンバMG5」でも兄妹を演じるなど固い信頼関係で結ばれている。間宮は「最初は同じ事務所の原菜乃華が主人公を演じるということで、少しでも力になればと思ったのですが、菜乃華の声での表現があまりにすてきで、おののき、縮こまり、最終的にはすみませんお邪魔させていただきました、といった心持ちになりました」と原の声の芝居を絶賛。「世界中で愛される不朽の名作が、また新たな作品としてどのようになるのかを楽しみにしています」と期待した。
りせにたくさんの大切なことを教えてくれる祖母・安曇野文子役を戸田恵子(67)が演じる。三月ウサギ役を八嶋智人(54)、ハンプティダンプティ役をブラックマヨネーズ小杉竜一(51)、白ウサギ役を声優の山口勝平、チェシャ猫役を森川智之、青虫役をものまねタレントの山本高広(50)がそれぞれ演じる。
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また、りせが出会うアリスを、子役のマイカ ピュ(10)が演じる。「不思議の国でアリスと−Dive in Wonderland−」は、松竹とTBSホールディングスが24年1月25日に資本業務提携に合意して以来、初めての共同幹事作品となる。
声優陣のコメントは次の通り。
八嶋智人(三月ウサギ役) 子供も大人もみんな「りせとアリスと」一緒に旅に出かけると、すっごく大変だけど、とっても楽しいと思います。僕たちがいろいろ迷惑かけますが、それもこれも全部込みで、一緒に旅して下さい。そうすれば、見る人それぞれの『不思議の国でアリスと』が完成するんです。不思議でしょ? あ、でもそれが、もしかすると「人生」ってもんかも知れませんね。是非、劇場というワンダーランドで体験してみて下さい。僕も体験したいと、声を入れた日から、ずっと思っています。
ブラックマヨネーズ小杉竜一(ハンプティダンプティ役) アリス好きの家族に、この「不思議の国でアリスと」に参加させてもらう報告をしたら大喜びで「楽しみ!」と言ってくれました。全国のみなさんにもそう思ってもらえたらうれしいです。はやく舞台あいさつで「アリスヒーハー!」と叫びたい。舞台あいさつメンバーからもれたら家で言います!
山口勝平(白ウサギ役) お話をいただいて、このちょっと不思議な感じがする絵のキャラをどんな風に演じようと思った時に想像が膨らんですごくわくわくしました。スマホやタブレットを駆使してPCリュックを背負い、大きな足をバタバタさせながら、せかせかと忙しなく動き回るその姿がコミカルでかわいいなって思いながら、声もそんな部分感じてもらえたらうれしいなと思いながら演じていました。物語の中でも休む事なくしゃべり続け、ある場面では一人二役と僕の中では八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せてくれた白ウサギなのでした。余談ですが、彼が使ってるタブレットT(tea)−Padと言うらしくマークがティーカップでかわいいんですよ。ステッカーとかグッズで出ないかなぁ
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森川智之(チェシャ猫役) 「不思議の国でアリスと」でチェシャ猫を演じます森川智之です。元となる作品があの不朽の名作ですから、チェシャ猫を演じるにあたっては結構なプレッシャーを感じました。しかしフレッシュなメンバーと共演できたことはとてもうれしかったし、声優キャリアとしても財産になりました。私が思い描くチェシャ猫とは大分違うイケボなキャラクターだったので、どう仕上がるのか完成が楽しみです。ぜひ、劇場にいらしてください!
山本高広(青虫役) 「不思議の国でアリスと」という素晴らしい作品の出演オファーがあったこと自体が不思議でしょうがなかったです。何故僕なんだ?不思議でした〜笑。そして演じたキャラクターも不思議な雰囲気をかもし出す面白いキャラクターだったのでそこに注目していただき劇場で皆さんも楽しんでいただけたらと思います! 不思議の国の世界を体験できるなんて…地球に生まれてよかったー!
戸田恵子(安曇野文子役) 柔らかなタッチの色彩で、ストーリーもとても和みます。大切なものは何かを教えてくれます。私の役はりせの「おばあちゃん」。すてきなおばあちゃんで、良いことをたくさん言ってくれます。あんなおばあちゃんになりたいですね。りせにとってすごく心に残る存在です。そして、とにかくワンダーランドのアリスがめちゃくちゃかわいい。ポジティブだ。りせとアリスが好きなものを言い合うシーンはもう最高で、大好きです。たくさんの人に見ていただいて心を潤していただきたいですね。
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