金塊(資料写真、AFP時事) 【ニューヨーク時事】13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米国の高関税政策や地政学リスクへの警戒感に支えられて続伸し、前日終値比44.50ドル高の1オンス=2991.30ドルと、2月下旬以来、半月ぶりに史上最高値を更新して引けた。その後も騰勢は衰えず、同日の時間外取引で一時、初の3000ドル台を記録した。
トランプ米大統領が欧州連合(EU)産の酒類に高関税を課す可能性に言及、貿易摩擦が激化するとの懸念から、安全資産としての金買いが活発化した。ロシアのプーチン大統領がウクライナとの停戦案の即時受諾に難色を示したことも材料視された。