3月7日、各メディアが、岐阜県にある中古車販売店・輸入車買取センターが志村けんさん(享年70)の愛車だったロールス・ロイスを1月に買い取っていたと報じた。輸入車買取センターは《全国に多々ある車買取専門店の中で輸入車買取センターにお任せいただけたことを心の底から嬉しく思っております》とコメントしていた。
‘20年3月に新型コロナウイルス感染症による肺炎のため亡くなった志村さん。没後ほどなくして、愛車2台が売りに出され、キャデラック・エスカレードは志村さんの愛弟子である千鳥・大悟(44)が購入し、ロールス・ロイスはファンが購入したと報道されていた。
今回、輸入車買取センターが購入したのはファンが購入していたロールス・ロイスだという。買い取りまでの背景を、輸入車買取センターを運営する株式会社YAMAIの山田翔平代表に話を聞いた。
――買い取りできた決め手はなんですか。
「2点ありまして、1点目はやはり輸入車を専門で取り扱っていますので、より高価な買い取りをさせて頂いたというところ。
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2点目は、うちはオンラインでの写真による査定がスタートで、そこから買い取り金額の交渉をさせて頂くというシステムです。近くの車屋さんに持っていくのは手間じゃないですか。そういったところですかね」
――今回の売却に志村さんの親族からの要望などは。
「うちは前のオーナーさんからの買い付けです。志村けんさんの親族から前のオーナーさんへ売却の時は、審査等はあったみたいです。俗にいうコンプライアンスに引っかからないかというところとか」
――志村さんが乗っていた“痕跡”をどういったところで感じましたか
「志村さんは愛煙家ですごくタバコを吸われると思いますので、タバコの匂いがしっかり残っていたりとか。あとはシートの擦れですね。乗っていたなという感じのシートの擦れはそのまま残っていたので」
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――ボディの光沢や塗装の状態も非常に良好だったそうですね。
「はい、すごく綺麗でした。外装にしてもホイールにしても志村さんが大切になさっていたことがわかります」
――今回、志村さんの車ということでPRされた効果はお感じになられていますか。
「そうですね。ホームページ等のアクセスはけっこう頂いていますので、志村さんのファンの方で欲しいと思われた方も多かったんではないでしょうか。車は公開してから1〜2週間ほどで売れました」
志村けんさんが亡くなってちょうど5年。愛車のロールス・ロイスは志村さんの思い出を乗せて、今も走り続けている――。
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