<第48回日本アカデミー賞授賞式>◇14日◇東京・グランドプリンスホテル新高輪
大沢たかお(57)が「キングダム 大将軍の帰還」(佐藤信介監督)で最優秀助演男優賞を受賞した。05年の第28回は「解夏」で優秀主演男優賞、07年の第30回は「地下鉄(メトロ)に乗って」で優秀助演男優賞を受賞してきたが、日本アカデミー賞での最優秀賞受賞は初めて。
19年に第1作が公開された「キングダム」シリーズでは、大将軍王騎を演じるために約20キロ増量し、腹直筋断裂の重傷を負うまで鍛錬し、役作りした。役と向き合った7年を振り返り「当初は、そういう(7年にわたる出演の)予定がなかった。(作品に)巻き込まれた。映画で、そこまで関わる作品がない。特別な作品。(撮影は)苦労と言えば苦労で、楽しいと言えば楽しい」と感慨深げに語った。
天下の大将軍を目指す信を演じた、優秀主演男優賞受賞の山崎賢人(30)にも感謝した。「山崎くんが、ものすごいレベルでアクションをやるので、上を行かないといけない。みんな、執念の現場…感謝しないといけない」。山崎も「本当に7年間、ご一緒させていただいた。圧倒的なオーラ、力強さだった。大沢さんが演じてくださり、全体のレベルが何段階も上がったと思っております」と感謝の言葉を返した。
受賞が決定すると、大沢は檀上で、改めて感謝の言葉を口にした。「ありがとうございます。もちろん、言葉は何も考えていないんですけど…助演は主演をどう盛り上げるか。今日、いただいたのは、山崎君をはじめキャスト、ここに来ていないスタッフのおかげ。(上映を見に)来ていただいた観客の方にお礼を言えていないので…ありがとうございます」と感謝した。
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