写真劇場アニメ「ルックバック」が、第48回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した。
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日本アカデミー賞は、日本アカデミー賞協会が日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けた賞。3月14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで行われた授賞式には、本作で監督・脚本・キャラクターデザインを務めた押山清高氏が登壇し、「本日はありがとうございます。今日ここにいてくださる井上俊之さんも優秀なアニメーターで長年アニメ業界を支えて下さった方です。アニメーションは優れた技術に支えられなければ作れない表現です。本作に携わってくださった方、そして日本のアニメーション業界を支えてくださっている方たちの存在が無ければ、この作品は作ることができなかったと思います。7年前、宮崎駿監督のもと『君たちはどう生きるか』の現場に原画スタッフとして参加していました。ジブリを離れるときに、『これからは自分達の映画を作ります』と宮崎監督に言いました。それから7年後、去年の最優秀アニメーション作品賞である『君たちはどう生きるか』のスタジオジブリさんから最優秀賞を受け取れたのは特別に感慨深いです。本日はこういった華やかな場に出させて頂いてありがとうございました。原作の藤本タツキさんをはじめ関わってくれた全てのスタッフ、キャスト、関係者の皆さんに感謝いたします」とコメントした。
劇場アニメ「ルックバック」は、コミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ原作の同名作を劇場アニメ化した作品。
2024年6月28日に公開され、公開初日から2週連続で興行収入ランキング1位を獲得したほか、SNSでも絶賛コメントが相次ぎ、口コミが広がり続け、動員119万人、興行収入20億円(2025年3月現在)を突破している。
また、2024年7月31日より世界20以上の国と地域での上映がスタートし、国外の興行収入累計は約24億円(2025年3月現在、1ドル=147円換算)を突破。米国ではGKIDS配給により2024年10月4日から公開。最大531スクリーンで公開され、映画評論サイト「Rotten Tomatoes」ではスコア100%の高評価を獲得するとともに、アニメーション分野において最も権威ある賞のひとつである第52回アニー賞で長編アニメーション(インディーズ部門)にノミネートされるなど、海外でも高い評価を得ている。
☆「ルックバック」あらすじ
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。
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