橋本環奈、新ドラマで汚名返上なるか? 朝ドラ不評で「評価急落」の今後

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2025年03月15日 12:01  サイゾーオンライン

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橋本環奈(写真:GettyImagesより)

 女優の橋本環奈が、4月22日スタートのテレビ朝日系ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』で主演を務めることが決定した。アニメ化もされた人気小説の実写化で、数々の実写化作品に出演してきた橋本にとってはお得意の分野といえるはずだが、ネット上では演技力を不安視する声が続出している。

 放送中のNHK朝の連続テレビ小説『おむすび』の不評が大きく影響しているようだが、まさかの朝ドラで評価が落ちてしまった彼女は新ドラマで名誉挽回できるのか。ドラマ・映画事情に詳しい芸能記者が解説する。

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お得意の「実写化」のはずが……

 『天久鷹央の推理カルテ』は、現役医師でもある知念実希人氏の同名小説シリーズの実写化。驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)とバディを組み、圧倒的な医学知識や鋭い洞察力を武器に謎多き事件や現象の解決に挑む“医療版シャーロック・ホームズ”ともいうべき医療ミステリーだ。共演として、畑芽育、佐々木希、高島礼子、柳葉敏郎ら多彩なキャストが発表されている。

 アニメ化や漫画化もされている人気シリーズで、待望の実写ドラマ化は大きな話題に。橋本は胸キュン系からコメディ系まで数々の漫画・アニメ原作の実写化作品をヒットさせてきただけに、本来であれば適役といえるところだった。

 ところが実写化が発表されると、ネット上では「朝ドラを見る限り、実はナイーブな天久鷹央の内面を繊細に演じられる実力があるか不安」「『並外れた医学知識で真相究明!』みたいな役柄で板についた演技できる気がしない」「おむすびのイメージから急に頭脳明晰なスーパードクターの役って無理ありすぎ」などと、演技力を不安視する声が多く上がった。

 放送中の朝ドラ『おむすび』は、脚本の不評から主演の橋本への批判も強まり、その影響なのか視聴率が低迷。全話平均視聴率が「朝ドラ史上最低」になることが確定的といわれている。同作は3月末に最終回を迎えるが、その前に早くも今回の新ドラマの発表となったため、朝ドラで生じたマイナスイメージの影響が大きくなったようだ。ネガティブなイメージがドラマ開始後も尾を引く恐れがある。

橋本環奈の業界評価

 そもそも橋本は業界内でどう評価されているのか。業界事情に詳しい芸能記者はこう指摘する。

「小学3年生から地元・福岡の芸能事務所に所属して芸能活動を始め、アイドルグループ『Rev. from DVL』(現在は解散)のメンバーとしても活動していた橋本。映画『奇跡』(2011年)で女優デビューを果たすも、地方を拠点にした活動の限界で、なかなか全国区にはなれず、Rev. from DVLでも中心メンバーとはいえないポジションだった。

 イベント中にファンが撮影した写真が、たまたまネットに出回り“奇跡の一枚”と称されて脚光を浴びたが、こうした形でのブレイクは本意ではなかったでしょう。そうした下積み生活で培った我慢強さ、貪欲さが後のブレイクにつながったのは間違いない。また、ライブアイドルが人気を獲得するためにはファンサービスも必要不可欠。橋本の人当たりの良さ、明るい性格は誰もが知るところで、早くから業界内での評判も良く、だからこそ数多くの仕事が舞い込んでいるのでしょう」

 業界内での評判はいいようだが、なぜ演技力を不安視されているのか。

「東京進出を果たして間もなく、『セーラー服と機関銃 -卒業-』(2016年)で映画初主演。興行成績は振るわなかったものの、ハツラツとした演技と正統派美少女ぶりで印象を残し、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した。その後、映画『銀魂』(2017年)、ドラマ『今日から俺は!!』(2018年/日本テレビ系)と人気コミックの実写化作品でヒロインを務め、コメディエンヌとしての才能も見せつけ、国民的女優への階段を駆け上がった。

しかし、このときに元気で笑いも取れるという印象が強くなったことで、コメディ作品への登板が多くなり、演技力はあるが、シリアスな作品に出たときに違和感をもたらすようになった。そのため、シリアスな演技が要求される『天久鷹央の推理カルテ』に主演することを不安視する声が強まった側面もあるでしょう」

新ドラマで汚名返上なるか

 コメディ系のイメージが強まったことが悪影響をもたらしている面があるようだ。だが、それ以上にネガティブイメージを生み出しているのは、先述した『おむすび』の不評。3月末に終了する『おむすび』はもう名誉挽回がほぼ不可能な状況だが、橋本は新ドラマで汚名返上できるのか。前出の芸能記者はこう指摘する。

「『おむすび』もコメディ要素の強い作品で、橋本にはうってつけかと思われたが、前半のギャル時代に無理があり、説得力がなかったことが尾を引いて、低視聴率にあえぐ要因の一つになってしまった。そもそも橋本は顔立ちが幼くて小柄なので、見た目の面で役柄が限られる上に、よく通る声質も時に邪魔になることもある。『天久鷹央の推理カルテ』シリーズは原作・アニメともに熱狂的なファンが多いため、橋本が演じる天久鷹央には確固たるイメージが植え付けられていて、かなりハードルの高いキャラクターになる。

 先行ビジュアルを見る限りは、かなりアニメの天久鷹央に寄せている印象ですが、あまりそちらに寄せても批判は集まりやすい。シリアスな作品なので橋本のイメージにそぐわないと受け取られる可能性もある。現在放送中のTBS系ドラマ『地獄の果てまで連れていく』が好評の佐々木希、若手女優きっての売れっ子・畑芽育など、キャスティングも含めて注目度の高いドラマだけに、『おむすび』で評判を落としてしまった橋本にとって試金石となるのは間違いないでしょう」

 今夏に舞台『千と千尋の神隠し』の中国・上海公演を控えるなど多忙を極めている橋本。「パワハラ疑惑」報道があっても勢いに陰りはあまり感じられないが、新ドラマの成否は彼女の今後を大きく変える可能性がありそうだ。
(文=佐藤勇馬)

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  • 汚名返上は無理。よって、新ドラマも爆死確定。
    • イイネ!1
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