重傷の立花孝志氏、千葉県知事選落選も「本番は７月参院選」ナタの傷は「痛くない、ちょっと…」

任期満了に伴う千葉県知事選が16日、投開票され、無所属の現職、熊谷俊人氏（47）が新人3人をやぶり、再選が確実となった。

政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏（57）は14日、街頭演説で訪れた東京・霞が関の財務省近くで男に左耳周辺を切りつけられ、全治1カ月の重傷を負った。選挙戦最終日は予定していた東京都内での街頭演説を中止。当選はかなわなかった。

立花氏は自身のYouTubeチャンネルを通じて、投票者に感謝した。頭の包帯を巻いた姿で登場。車内の撮影で「絶対勝てない選挙にわざわざ行っていただいて、7万7000人を超える方が『立花孝志』と書いて頂いたことに心より感謝します。ありがとうございます」と頭を下げた。続けて「本番はあくまで7月の参議院選挙」とした。

「ナタ」襲撃騒動については「今回こういう事件ありましたが、私自身、こんなことに臆することなく。ただ周りの人にね、支援者の方とか、スタッフの方に被害が及ばないようにしないといけないっていうことで、しばらく外の街頭での活動は中止してケガの回復に努めていく」とした。

ケガについては「ほぼ痛くない。ちょっとかゆいぐらい」と説明した。

知事選には、当選した熊谷氏、立花氏の他、ジャーナリストの小倉正行氏（72＝共産推薦）、政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦氏（46）が立候補した。