ロッテ・サモンズ、昨季メジャーデビューも日本でプレーすることを決断した理由

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2025年03月17日 09:00  ベースボールキング

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ブルペンで投球練習するロッテ・サモンズ[撮影=岩下雄太]
 ロッテの新外国人ブライアン・サモンズは昨季、デトロイト・タイガースでメジャーデビューを果たしたが、今季活躍の舞台に千葉ロッテマリーンズを選んだ。



 日本でプレーすることを決めた理由について「向こうでも色々オファーがあったんですけど、日本でもあったということで色々なオファーの中から日本で違った文化も学んでみたいなと」と説明し、「野球自体は変わらないんですけどね。違った国で文化を経験しながら野球というのも一つの夢だったので、タイミングよく千葉ロッテからオファーがあったのでそちらを選んで、これから楽しみにしています」と続けた。



 タイガースには日本人選手でいえば、前田健太がプレーしていた。日本でプレーするにあたって、前田健太に日本の野球を聞いたり、事前に情報を集めたりしていたのだろうかーー。



 「前田投手とチームメイトだったんですけど、その時点では日本に来ると全然考えていなかったですし、そういう機会もないとは思っていたので、日本については前田投手とは話していなかったですね」。



 「野球だけじゃなくて、世界各国から日本が注目されて観光できたりする人もたくさんいる。素晴らしい国だなと。そういう国で野球ができる機会に恵まれて今は嬉しい。これから頑張る気持ちでいっぱいです」。



 投球面でいえばサモンズは、フォーシーム、カーブ、スライダー、スプリットと様々な球種を武器に打者のタイミングを外すのが持ち味。



 「自分自身の持っているものは持ち味を出して球種も多彩に、それを活かしながら、スカウティングレポート、しっかりとしたスコアラーの情報を各打者弱点、ここが強いところがあると思うので、そこをしっかり頭に入れて、頭に叩き込みながら打者と対戦していくのがこれからやっていかなければいけないことだと思います」。



 サモンズが活躍することは、チームの勝利にも繋がってくる。助っ人として、小島和哉、種市篤暉、石川柊太、西野勇士らと共に先発の一角としての活躍に期待がかかる。日本で成功するために必要なことについて、サモンズは「ピッチャーとしては早く追い込んで、各打者対戦する時に早く追い込んで、攻撃的、積極的に攻めていく。早く追い込んで攻めの体制を自分で整えて。日本だけじゃなくてどこでも重要なことじゃないかなと思います」と話した。



 ロッテが本拠地にするZOZOマリンスタジアムは非常に風が強い。「球種がどれだけ風によって影響があるか、動くのか、そこら辺を早く自分自身が感じ取って、しっかり修正して順応して、自分自身こういうもんなんだっていうのを感じ取らなくちゃいけないかなと思います」。左のC.C.メルセデスが退団し、左の先発として期待がかかるサモンズ。その期待に応えることができるか注目だ。



取材・文=岩下雄太

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