重賞初制覇を目指すヤンキーバローズ(24年7月撮影、ユーザー提供:つんさん) エピファネイア産駒のヤンキーバローズ(牡3、栗東・上村洋行厩舎)が、ファルコンステークス(3歳・GIII・芝1400m)で重賞初制覇を狙う。
ヤンキーバローズは父エピファネイア、母キャンディバローズ、母の父ディープインパクトの血統。母は15年のファンタジーS、伯母のファインチョイスは11年の函館2歳Sを制している。
ここまで4戦1勝。昨年6月の函館でデビュー勝ち。その後は重賞に挑み、函館2歳Sが0秒3差の4着、京王杯2歳Sが0秒3差の3着。惜しくもタイトルには手が届かなかったが、しっかりと末脚を伸ばして能力は示した。前走の万両賞は1番人気で2着と取りこぼした形だが、これは展開のアヤ。決して力負けではなく、再度の重賞チャレンジとなる今回も上位争いが期待できる。
父にとっても「初制覇」がかかる一戦だ。エピファネイア産駒はこれまでにJRA重賞を25勝しているが、短距離に属する1400m以下に限ると、延べ27頭で未勝利。22年の京都牝馬Sと京王杯スプリングCのスカイグルーヴの2着が最高着順となっている。ここで自身はもちろん、父にとっても大きな1勝をつかみ取り、更なる飛躍を遂げてほしい。