
中島晴矢の個展『ゆーとぴあ』が3月27日から新宿のWHITEHOUSEで開催される。
活動初期から日本文学、サブカルチャー、都市論などを補助線に、それらの意味構造を炙り出し、現代的な問題系として総合し作品化してきた中島晴矢。
中島にとって3年ぶりの個展となる同展では、「どこにもない架空の国」を表すトマス・モアの「ユートピア」をアイロニカルに読み替え、日本のコントコンビ「ゆーとぴあ」のゴムパッチン芸によってマッシュアップするマルチチャンネルビデオ作品『ゆーとぴあ』を中心に展開。開催が迫る大阪・関西万博を一つの参照点にしながら、分断と紛争の時代における真の「ゆーとぴあ」像を模索していく。
中島の作品の特徴でもあるある種のナンセンスさやユーモアが発揮された展覧会になっているという。WHITEHOUSEのオフィシャルサイトにはステートメントが掲載されている。
3月27日18:00からオープニングレセプションを実施。4月12日18:00から宮台真司、中島晴矢によるトークイベント『社会・芸術・風景』、4月18日18:00から青木彬、佐藤研吾、中島晴矢によるトークイベント『万博・ユートピア・野ざらし』が開催される。トークイベントの各参加費は1,500円。
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