山本由伸 5回4K1失点、勝ち投手の権利を手に降板、メジャー初の開幕戦で粘りのピッチング

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2025年03月18日 20:52  TBS NEWS DIG

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■MLB開幕シリーズ第1戦 カブスvsドジャース(18日、東京ドーム)

ドジャースの山本由伸(26)がカブスとの開幕シリーズでメジャー初の開幕投手で登板、5回72球を投げて、被安打3、奪三振4、四死球1、失点1とゲームを作り、勝ち投手の権利を得てマウンドを降りた。

山本は自身初の開幕投手、しかも日本での試合について「いつも以上にすごく楽しみなのでとにかく少しでも良い状態で、最高の状態で試合に挑めたら」と話していた。大勢のファンが集まった東京ドーム。カブス先発の今永昇太(31)がドジャース打線を3者凡退に抑えた直後の1回裏、カブスの1番はI.ハップ(30)、いきなり、ピッチクロックバイオレーションで1ボール。ハップを四球で歩かせてしまった。

続くは2番・鈴木誠也(30)、カウント1−1から内角高め97マイル(156キロ)でバットを折りショートフライ。3番・K.タッカー(28)はスプリットでピッチャーゴロ、走者を2塁に置いたが、4番・M.ブッシュ(27)には3球連続スプリットでカウント1−2と追い込むと、最後は97マイル(156キロ)のストレートでセンターフライに打ち取った。

2回には1死から6番・D.スワンソン(31)に初ヒットを許すと、2死二塁のピンチで8番・M.アマヤ(26)に97マイル(156キロ)を右中間に弾き返されて1点を失った。

3回にも1死二塁と3イニング連続でスコアリングポジションに走者を許す展開、このピンチで3番・タッカーにはカウント1−1から4球連続スプリットでセカンドゴロ。4番・ブッシュにも1球目から5球連続スプリットでタッカーから続けて9球連続スプリットを投げ込んだ。ブッシュは最後もスプリットでセカンドゴロ、無失点に抑えたが、球数は52球と多くなってしまった。

昨季、韓国での開幕シリーズのメジャーデビュー戦は1回5失点とほろ苦いデビューとなったが、2年目の開幕シリーズでは粘りのピッチング。4回にはこの試合がメジャーデビューとなった5番・M.ショウ(23)をスプリットで空振り三振、6番・スワンソンをカットボールで2者連続空振り三振とこの回も無失点。

5回表に味方打線が3点を奪い、3−1と逆転、勝ち投手の権利がかかる5回、先頭の8番・アマヤにいい当たりをされたが、ショートのM.ロハス(36)が華麗なグラブさばきで山本を助けると、9番・J.バーティー(35)の打球はファーストのE.ヘルナンデス(33)が好プレー、山本の守備陣の流れに乗り、1番・ハップは96マイル(154キロ)のストレートで見逃し三振で絶叫した。ベンチに戻ると大谷と笑顔で握手。山本は5回72球を投げて、被安打3、奪三振4、四死球1、失点1、勝ち投手の権利を得てマウンドを降りた。

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