マンチェスター・ユナイテッドに所属するホイルンド [写真]=Getty Images セリエAのナポリが、マンチェスター・ユナイテッドに所属するデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドの獲得を検討しているようだ。18日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ここまで29試合を消化したリーグ戦で18勝7分4敗を記録し、勝ち点「61」の2位につけるナポリ。今夏に指揮官へと就任したアントニオ・コンテ監督の下で好調を維持する同クラブは、ベルギー代表FWロメル・ルカクら新戦力の活躍もあり、2年ぶりのセリエA制覇に向け首位インテルを3ポイント差で追っている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性が高まるなか、ナポリは来夏のさらなる戦力補強を画策中である模様。マンチェスター・ユナイテッドに所属するホイルンドの獲得を検討しているという。
現在ナポリは2022−23シーズンにセリエAで26ゴールを挙げて得点王を受賞したナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンをガラタサライへレンタル中。今季終了後にはレンタル移籍期間を終えて退団することが予想されており、同選手の売却で得た資金をもとに新たなストライカー獲得を狙っている様子だ。
しかし、マンチェスター・ユナイテッドも8300万ユーロ(約136億円)と報じられる移籍金で獲得したホイルンドを安価で放出するつもりはない。加入から約1年半で公式戦24ゴールを奪った同選手の移籍金は6000万ユーロ(約98億円)とも伝えられており、ナポリにとっては高額な金額となる。一方で同紙は「これらは最初の調査的な接触であり、夏まではまだ時間がある」と今後の交渉次第で移籍金が減額する可能性を示唆。マンチェスター・ユナイテッドも以前から新たなストライカーの獲得を目指していると噂されているため、「赤字に陥っているクラブの収支を均衡させるためにユナイテッドが犠牲にできる選手の1人となる可能性がある」と指摘した。