金融庁出向中にインサイダー取引 元裁判官、初公判で起訴内容認める

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2025年03月19日 10:11  毎日新聞

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毎日新聞

東京地裁=東京都千代田区で、米田堅持撮影

 企業の未公表の株式の公開買い付け(TOB)情報を基にインサイダー取引をしたとして、金融商品取引法違反に問われた裁判官出身の元金融庁職員、佐藤壮一郎被告(32)は19日に開かれた東京地裁の初公判で、起訴内容を認めた。


 起訴状によると、佐藤被告は金融庁企業開示課課長補佐だった2024年4月中旬〜9月上旬、職務で知った公表前のTOB情報を基に計10銘柄1万1800株を約952万円で買い付けたとされる。


 裁判官出身の佐藤被告は当時、金融庁に出向していた。


 金融庁は出向者も含めて職務に関係する企業の株取引を禁じているが、佐藤被告は24年4月の出向直後から本人名義で株取引を繰り返し、利益を得ていたという。


 不自然な取引を把握した証券取引等監視委員会が24年12月23日、金商法違反で東京地検特捜部に刑事告発。金融庁は23日付で懲戒免職とし、25日に特捜部が在宅起訴していた。


 事件を受けて最高裁は、全国の裁判所に不信を招く株取引を行わないよう文書で注意を呼びかけた。【北村秀徳】



このニュースに関するつぶやき

  • 法の番人が違法行為に手を染めるなんて、最初から裁判官に向いてなかったってことだな。早く適性が分かって国民にとっては良かったってことだ。こういうヤツは外国人を全員不起訴にする予備軍
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