3月中旬なのに…東京都心で積雪1センチを観測「梅も咲いているのに寒い」　北陸新幹線や在来線にも乱れ　大気の状態が不安定で雹も

きょうは3月中旬にもかかわらず、朝の通勤時間帯から雪が降り、東京都心では1センチの積雪が観測されました。交通機関にも一時乱れが出ました。

けさ、東京都心の皇居にも降った雪。芝生のほとんどが白く染まっています。

記者
「皇居前の芝生には雪が積もっています。実際に触ってみるとシャーベット状になっています」

都内の桜の開花予想は3日後の22日ですが、きょう東京都心では積雪1センチを観測しました。

「寒いですね。走っていて梅も咲いていたんですけど、びっくりしましたね」

こちらは、神奈川県箱根町にある大涌谷。白い蒸気のそばには雪が積もっていて、子どもは雪を丸めるのに夢中です。

千葉から来た親子
「（Q.雪冷たくないですか？）大丈夫。うん、大丈夫。」
「子どもは楽しく過ごしています。（Q.お子さんは喜んでますか？）そうですね。こんな積もっているの初めてなので」

こちらは春休みで観光に来た女性たちですが、防寒対策に差が出ています。

埼玉から来た女性
「箱根に寒いイメージがあって、暖かい格好で来た。この人だけちょっと春着」
「知らなかったから、素足、薄着。（Q.寒くないですか）寒いです」

各地で強い寒気が流れ込んだ影響で、大気の状態が非常に不安定になったため、東京・日野市では、激しい雷鳴が映像から確認できます。

午前7時半前には、港区・虎ノ門で直径9ミリの雹が観測されたほか、千葉県松戸市でも雹が地面に積もっていました。

記者
「午前8時すぎのJR高尾駅です。屋根の上には、うっすらと雪が降り積もっています」

交通にも影響が出ました。

JR東日本は中央本線の高尾駅と小淵沢駅の間などで、一部の列車で計画運休を実施。小田急線では午前10時前、信号設備の不具合で一時全線で運転を見合わせていて、雪の影響で電圧が下がったことが原因とみられます。北陸新幹線でも、線路上に竹が倒れた影響で一時運転を見合わせました。

東京都内の雪は昼までにやみ、午後以降は晴れ模様となっています。