「暴行の立証不十分」 4歳児死亡で母親の元交際相手無罪 奈良地裁

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2025年03月19日 20:04  毎日新聞

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毎日新聞

奈良地裁、奈良家裁、奈良簡裁が入る庁舎=林みづき撮影

 奈良県橿原市で2年前、4歳だった女児に暴行して死なせたとして、傷害致死と傷害の罪に問われた母親の元交際相手、山下翔也被告(28)に対し、奈良地裁は19日、無罪(求刑・懲役8年)を言い渡した。澤田正彦裁判長は「暴行を加えたとする立証が不十分だ」と判断した。


 被告は2023年6月18日、母親の自宅で田川星華(せいか)ちゃんの腹に暴行を加え、十二指腸に穴が開いたことによる腹膜炎で翌19日に死亡させたとして起訴された。5月4日には星華ちゃんの顔に全治約2週間のけがをさせたとされた。被告は「暴行していません」などと無罪を主張していた。


 判決は傷害致死罪について、被告と星華ちゃんが事件当時、部屋で2人きりだったとする母親の証言を検討した結果、「複数回にわたる変遷があり、信用性に疑問がある」と指摘した。


 そのうえで、被告の携帯電話にあった「内臓破裂」などの検索・閲覧履歴に関しては「被告が意図的に検索していたかは判然としない」と言及。事件に関わった決め手にはならないとし、「被告以外が暴行を加えた可能性が排斥されていない」と述べた。


 一方、傷害罪についても、星華ちゃんが自身でチャイルドシートにぶつかって負傷するなどした可能性があると判断した。


 判決を受け、奈良地検の大前裕之次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応する」との談話を発表した。【木谷郁佳、田辺泰裕】



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  • やっぱ番所は冤罪案件を恐れてるな (´・Д・)」 出てきた証拠だけで判断して類推等しないなら無罪だらけになるんちゃうか
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