34歳でイングランド代表復帰「精神力やプロ意識は衰えない」　アヤックス指揮官がJ・ヘンダーソンに太鼓判

　イングランドサッカー協会（FA）は14日、FIFAワールドカップ26欧州予選に臨むメンバーを発表し、アヤックスに所属するMFジョーダン・ヘンダーソンが代表復帰を果たした。

　ヘンダーソンは2024年3月の活動を最後に代表から遠ざかっていたが、1年ぶりの代表復帰を果たした。しかし、来年の夏にはワールドカップも迫っており、現在34歳のヘンダーソンの復帰には色々な声が寄せられている。

　アヤックスの指揮官を務めるフランチェスコ・ファリオーリ監督は「彼は多くのことをもたらせる選手だ」と、19日イギリス『スカイスポーツ』に語ると、「年齢やパスポートは単なる要素に過ぎない。彼の精神力やプロ意識は衰えるものではない」と続け、ヘンダーソンのリーダーシップが代表チームに還元できると考えている。

　また代表の正GKを務めてきたジョーダン・ピックフォードも、イギリス『TNTスポーツ』のインタビューを通じて、ヘンダーソンの復帰を歓迎。イングランド代表として81試合の出場数を記録するベテラン選手の復帰に自身の見解を示した。

「彼の勝ちたいという欲求、成し遂げてきたことは、彼の原動力となっている。彼は勝者であり、リーダーだ。ヘンドをチームに戻すことは素晴らしいことだと思う」

「グループ内にリーダーがいることは素晴らしいことで、優勝チームにはいつも経験のある選手がいた。彼が今も熱意を持っていることは、試合に出場するかどうかにかかわらず、彼は練習場でリーダーとなるだろう」

　トーマス・トゥヘル監督が就任したイングランド代表は、21日にアルバニア代表、24日にラトビア代表と対戦する。