就職氷河期で内定ゼロ!フリーターからコンビニ弁当の会社 → コンビニ本部 → 公務員で年収800万円になった男性

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2025年03月21日 06:20  キャリコネニュース

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新卒の就職が厳しかった1990年代から2000年代は「就職氷河期」と呼ばれる。この時期に就活していた「氷河期世代」からは、いまだに思うような待遇の仕事が得られないという嘆きも耳にする。投稿を寄せた東北地方の男性(53歳)は、当時をこう振り返った。

「私は平成7年卒業です。前の年から氷河期に入り始め、私も60社応募して最終面接まで行けたのすら一つしかなく、どこからも内定はもらえませんでした」

もし現役合格なら「ギリギリバブルの恩恵を受けられたのに」

周囲も似たような状況で、「大学院に行って先延ばししようとした友達もいました」と振り返る。新卒カードを残すため、就職浪人するより大学院に入る選択をした人もいたのだ。しかし、男性の場合はそうもいかなかった。

「一浪して入学し留年してしまったので、さすがに親にも言えず、フリーター覚悟で卒業しました。もし現役で合格して4年で卒業していれば、ギリギリバブルの恩恵を受けられたのにと何度も後悔しました」

結果的に悪い時期に卒業することになってしまったのだ。フリーターになってからも業種を問わず応募したというが、「今度は社会人との競争となり職歴がフリーターしかない私は面接すら辿りつかない状況」という厳しさだった。ただ、すべての運に見放されていたわけではない。

「ダメ元で応募したコンビニの弁当を作っている会社が、たまたま経験者じゃなく未経験者を採ってみようと考えたところに私が応募したため、なんとか正社員で採用してもらうことができました」

待遇としては決して良い会社ではなかったそうだが、そこからコンビニ本部へ転職が出来たというから、何がどう転ぶか分からない。そこで20年働いた後、さらに転機が訪れた。

「48歳で政令指定都市の正規職員の社会人枠に3年目の挑戦で採用してもらい、今は係長として仕事をさせてもらっています。 転勤も市内のため転勤での転居の必要もないので安心して働けています」

社会人枠はそれまで働いてきた経験が求められるため、腐らず努力を続けた成果と言えそうだ。年収は800万円。遅れ馳せながら苦労が報われ、さぞかし安堵していることだろう。

※キャリコネニュースでは「氷河期世代の受難」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから。https://questant.jp/q/QL67X1YI

このニュースに関するつぶやき

  • バブルから一転して就職氷河期に社会に出た人は大変でしたね。先輩が内定企業に海外旅行プレゼントされ浮かれているのを見て学生生活を送リ、いざ自分の時は募集が無いexclamation�㤭��
    • イイネ!7
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