東映は26日、東京・丸の内TOEIで28日から5月8日まで開催の特集上映「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」を記念し、大手邦画4社連動のYouTube配信特別企画「『昭和100年映画祭』特集」が決定したと発表した。
「東映シアターオンライン」「角川シネマコレクション」「松竹シネマPLUSシアター」「日活フィルム・アーカイブ」で、関連作品の本編プレミア公開を行う。28日から5月11日の予定で、公開期間は各作品1週間限定。ラインアップは、以下の通り。
28日19:00「赤い蕾と白い花」(日活)
21:00「ひめゆりの塔」(東映)
29日21:00「道頓堀川」(松竹)
|
|
4月4日19:00「若親分」(KADOKAWA)
21:00「極道の妻たち 赫い絆」(東映)
4月5日19:00「下町の太陽」(松竹)
21:00「大草原の渡り鳥」(日活)
4月11日19:00「緋牡丹博徒」(東映)
|
|
21:00「八つ墓村」(松竹)
4月12日19:00「夕陽の丘」(日活)
21:00「湯殿山麓呪い村」(KADOKAWA)
4月18日19:00「人生とんぼ返り」(日活)
21:00「仁義なき戦い 完結篇」(東映)
|
|
4月19日19:00「兵隊やくざ」(KADOKAWA)
21:00「東京暮色」(松竹)
4月25日19:0「0震える舌」(松竹)
21:00「静かなる決闘」(KADOKAWA)
4月26日19:00「洲崎パラダイス赤信号」(日活)
21:00「人生劇場 続飛車角」(東映)
4月28日19:00「ガラスの中の少女」(日活)
21:00「学校」(松竹)
5月2日19:00「メイン・テーマ」(KADOKAWA)
21:00「昭和残侠伝 唐獅子仁義」(東映)
5月3日19:00「太平洋ひとりぼっち」(日活)
21:00衝動殺人息子よ松竹
5月4日19:00「大魔神怒る」(KADOKAWA)
21:00「日本海大海戦 海ゆかば」(東映)
2日目の29日には、86年「極道の妻たち」の上映後、主演の岩下志麻(84)が登壇しての舞台あいさつを開催する。劇中で粟津組組長の妻環を演じた“志麻姐さん”の「極妻」シリーズ舞台あいさつの登壇は、ファイナルとなった98年の第10作「−決着(けじめ)」以来、27年ぶりとなる。
「昭和100年映画祭−」は、丸の内TOEIが、東映本社の東映会館の再開発に伴い、7月27日に閉館し、約65年の歴史に幕を下ろす最後の直営館である同劇場で、今年が昭和100年にあたることを受けて、昭和の時代を彩った名作・ヒット作42本を一挙上映する。しかも、東映のみならず松竹、東宝、KADOKAWA、日活をはじめとした配給会社、製作プロダクション、出版社に協力を得て、配給会社の垣根を越え、当時記録的なヒットを飾った、もしくは輝かしい映画賞を受賞したなど「昭和」を代表する作品を一挙に上映する。
ラインアップは、極めて豪華だ。1935年(昭10)の「丹下左膳餘話 百萬兩の壺」は、38年に、日中戦争で出征した中国で28歳の若さで戦病死した山中貞雄監督の作品。同じくラインアップに組み込まれた37年「人情紙風船」は遺作で、同監督の映画で、ほぼ完全な形で現存しているのは36年の「河内山宗俊」含め3本しかない。うち2本を「昭和100年映画祭」では見ることができる。
また、24年に没後10年を迎えた、高倉健さんの代表作の数々も上映する。中でも75年の「新幹線大爆破」は、高倉さんの12年の遺作「あなたへ」で共演を果たした草■(■は弓ヘンに前の旧字体その下に刀)剛(50)が主演し、再構築してリブートし、4月23日からNetflixで配信されることも話題を呼んでおり、注目だ。
さらに、24年に生誕90年を迎えた石原裕次郎さんが三船敏郎さんと共同製作し、初共演&ダブル主演した68年の映画「黒部の太陽」も上映。また、自身124本目となる最新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督)の公開を今秋に控える、吉永小百合(79)の代表作の1本である62年「キューポラのある街」も上映。丸の内TOEIで、往年の日活スターの輝きも楽しめる。
東映は「昭和100年映画祭 あの感動をもう一度」に続き、丸の内TOEI閉館プロジェクト「さよなら丸の内TOEI」の開催も予定している。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。