「登ってこうへんぞ」実家が焼肉店の粗品　すき家の異物混入で明かした「ねずみ被害の内情」

ゼンショーホールディングスが展開する大手牛丼チェーン「すき家」の鳥取市内にある店舗で提供された味噌汁にネズミが混入していた問題。今年1月に店のGoogleマップ上に写真付きで書き込まれた口コミが、3月中旬頃からSNSで拡散され、波紋を呼んでいた。

3月22日、すき家は公式サイト上で、《1月21日午前8時頃、当該店舗にてお客様より従業員へ、喫食前の「みそ汁」に異物が混入しているとのご指摘をいただきました。その場で従業員も目視を行い、異物が混入していたことを確認しています》と報告。みそ汁の具材をお椀に入れて準備する工程で混入したという。

従業員が目視確認を怠り、混入に気付かずに品を提供したとも説明。《同店において同様の異物混入の恐れがある商品は当該お客様以外の方に対しては提供されておりません》としながら、《全国の店舗に対しても、異物混入を未然に防ぐために提供前の商品状態の目視確認を徹底するよう改めて指示を行いました》などと伝えた。

そんななか、3月24日にお笑いコンビ「霜降り明星」の粗品（32）がYouTubeチャンネルを更新。ネット上で起きた1週間の出来事に1人で賛否の意見を述べる企画「1人賛否」のなかで騒動に言及した。

実家が大阪市内で焼肉店を営む粗品は、「2個ありますよね。衛生的にそもそもネズミ出すなよっていうね。『店にネズミ出してんじゃねーよ』『汚い、ちゃんとしろよ。気持ち悪いよそんな飲食店』っていう意見。あとは、ちゃんと確認しろよっていうね」と見解を述べつつ、「まぁ、しゃあないんちゃう？僕も実家飲食店ですけど。すき家はそんな悪くないですから。みんな、また行きましょう」とコメント。

そして、「ただぁ！」というおなじみのフレーズで切り替え、こう続けた。

「ただネズミが這うだけの、うちの実家の焼肉屋の好感度が上がってしまうか〜！」
「これからの返し決まったわ。『お前の実家の焼き肉屋ネズミ出るもんな』って相方にイジられる時あるんですけど、『誰が鳥取のすき家やねん！』って言えるもんな」
「うちの実家の焼肉屋はネズミ出るんですけど。腰より上にはおらんから大丈夫」

さらに、「地を這ってるだけやからな。登ってこうへんぞネズミ。それは見たことない。ましてや提供するお皿とかにネズミが走ってるとこも見たことない。走るときは床やからな」とも明かしながら、「だからさっき言ったけど、ネズミ出る飲食店どやねんって、それは許したって！おるよそれは。地面は繋がってるんだから。どっかの地面でネズミが走ってるわけで、たまたまウチ通過しただけやねんから」と締めくくった。

実家の“内情”を自ら暴露しつつ、平然とした様子の粗品に、視聴者からはこんな声が上がった。

《実家の飲食店にネズミが出る事をここまで堂々と公言してる人間前代未聞過ぎる》
《さすがに実家の好感度は現状維持やろ》
《ウチの店ねずみが通過しただけや！にツボった》

「害獣・害虫の侵入は飲食店にとって常に悩みの種ですが、特に粗品さんの実家の店があるような建物が密集した繁華街では、いくら対策を講じても外部からの侵入自体はキリがない場合もあります。

すき家は今回の声明で《本件は当該店舗の建物構造と周辺環境が重なった事例と当社では捉えています》としており、レストランも経営する実業家の堀江貴文氏は25日のYouTube動画で『掃除が行き届いていても、完全にいなくなるのは難しい』と見解を語っていました。とはいえ、対策を徹底することが大前提です。

今回のすき家の場合、従業員が客に提供する前に気付けなかったという点は、運営側の教育体制が整っていないとも感じられますし、1月21日に混入が発覚していたにもかかわらず、2ヶ月も公表が遅れたというのは問題ではないでしょうか」（フードライター）

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