
【写真】『ジャスティス・リーグ』でバットマンを演じるベン・アフレック
これまでも、『ジャスティス・リーグ』は「最悪の経験」と明かしてたベンだが、この度発売されたGQ誌のインタビューで、改めてこれに言及。「耐えがたい経験となった理由はいくつかある」と述べ、スーパーヒーロー映画だから酷い経験だったという単純な話ではないとコメント。「以前はあった興味が持てなくなってしまった。でも、あんなに酷い経験はもう二度としたくない。その多くは、課題や理解、期待の不一致によるものだった。それに、当時は自分も良い影響を与えられなかった。私自身に重要な失敗を抱えていた」と語った。
バットマンをはじめ、スーパーマンやワンダーウーマン、フラッシュやアクアマンといったDCコミックのヒーローが勢ぞろいした『ジャスティス・リーグ』は、遅延、予算問題、脚本変更といった問題が相次ぎ、20歳の娘の他界を受けてザック・スナイダー監督が降板。撮影終盤でジョス・ウェドン監督が引き継いだ。これにより、当初予定していた作風から大きく外れたほか、さらに、ウェドン監督に対し、ガル・ガドットやレイ・フィッシャーから不適切な言動が告発された。またベンは当時、3人の子供をもうけた元妻ジェニファー・ガーナーと離婚調停の最中でもあった。
ベンはまた、作風が大人向けになっていったことを受け、クリエイターとスタジオの間で衝突が起きていたことも指摘する。「当時は、僕の息子ですら怖くて観ることが出来ず、僕も『これは問題だ』と思った。そして、この方向性を続けたい製作陣と、再び若い観客を取り戻したいスタジオとの間で、目標に食い違いが出たんだと思う。2つの組織、2人の人間が、全く違うことを望む状態になる。最悪の組み合わせだ」
とはいえ、DCUに参加したことに後悔はないようだ。「バットマンを演じるのは楽しかった。映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』も好きだったし、『フラッシュ』に短時間出たのも良かった。『スーサイド・スクワッド』で数日ヴィオラ・デイヴィスと共演したのも良い思い出だ。クリエイティブ面でも、年を取って壊れ、傷ついたブルース・ウェインにしたいというアイディアや野心も好きだった」と明かしている。