
【動画】主題歌はマルシィ描き下ろしの爽やかソング『青春ゲシュタルト崩壊』本予告
本作は、スターツ出版が運営する小説サイト「野いちご」にて2016年から開催されている小説コンテスト「野いちご大賞」の第5回大賞作品である丸井とまとの同名小説を実写映画化。ドラマ『Eye Love You』(2024年/TBS)の三浦希紗が脚本、期待の若手・鯨岡弘識が監督を務める。音楽は、映画・ドラマを中心に手がけ、山下達郎や竹内まりや、田原俊彦の編曲にも参加している牧戸太郎。
派手な見た目と乱暴な態度で教師から目をつけられているが、人一倍“痛み”に寄りそえる高校2年生の朝比奈聖を演じるのは、IMP.のメンバーでありセンターを務める佐藤新。ある日、自分の顔が認識できない青年期失顔症になってしまう間宮朝葉を演じるのは、女優として幅広く活躍をしている渡邉美穂。
予告映像は、鏡が割れる衝撃的なカット、そして佐藤演じる聖の「顔が見えないのか?」という問いかけで始まる。部活内の友人関係や将来の進路に悩むも自分の気持ちを言えず、他人に合わせてしまう朝葉(渡邉)は、自分を見失うことで自身の顔が見えなくなる【青年期失顔症】になってしまう。この症状はSNSで<嘘をついている人がなる>と誤った情報で拡散され孤立してしまうことが多く、朝葉も人には言えず自分の心の内に隠していた。
しかし、同級生の聖だけは朝葉に普通に接し「今までと変えなくていいの?」と語りかけ、勇気づけられた朝葉は少しずつ前を向き始める。そんな中、朝葉はふと「なぜ聖は【青年期失顔症】になった自分を気にかけてくれるのか? そして、聖にも何かあったのでは?」と思い始め…。最後は数々のエモーショナルなシーンと共に、「未完成の私たちは」「壊れかけた日常をそれでも生きていく」という主演2人のナレーションが流れて締めくくられる。
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さらによく見ると、表情のぼんやりした朝葉の姿がパズルのように組み合わされており、個性を押し殺し、他人に合わせて自分を見失うことで自分の顔が見えなくなる「青年期失顔症」の朝葉の心の葛藤を表現したビジュアルとなっている。
本作について、佐藤は「なんて言ったって景色がとても綺麗! カメラのフィルターを通して更に魅力が倍増しています。朝葉のような悩みを抱えている方はたくさんいると思うし、学生だけでなく社会人の方にも観ていただきたいです。観終わったあとには新しい自分になっているような、一枚殻を破るきっかけになるような作品になったと思います」とアピール。
渡邉は「生きていく中で立ち止まった時や悩んだ時に、“自分が思っている以上に世界って広いんだよ”と教えてくれる作品だなと思います。皆さんもこの作品を観ていただけたら、『明日もうちょっと頑張ってみようかな』『前を向いてみようかな』と、少しでも元気をもらえて、前を向けるような作品になっているかと思うので、人生の中で立ち止まった時に思い出してもらえるような作品であったらいいなと思います」と魅力を語った。
また今回、本作の主題歌が、代表曲「ラブソング」がストリーミング累計1億再生を突破するなど、Z世代を中心に絶大な支持を得ている福岡発の3人組ロックバンド、マルシィの書き下ろし楽曲「青空」に決定。Vo&Gtの吉田右京が本作に共感して制作した、誰もが持つ悩みや葛藤に優しく寄り添ってくれるような、爽やかで温かい楽曲となっている。
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主題歌について、佐藤は「美しくて儚い中にも一筋の光が差し込んでいるような綺麗なメロディーが今作にも合っていて、歌詞もメッセージ性が強くて素敵な曲だなと思いました」、渡邉は「もともとマルシィさんが大好きで普段から聴いていたので、主題歌と聞いた時は素直に嬉しかったです。サビにかけて広がっていく感じなど、音から情景が目に浮かんで、心が晴れ渡っていくような音楽だなと思いました」と、絶賛を寄せている。
映画『青春ゲシュタルト崩壊』は、6月13日より全国公開。
※マルシィのコメント全文は以下の通り。
■吉田右京/マルシィ(主題歌担当)コメント全文
誰かの目を気にしたり合わせたり、飲み込んだりするうちに自分が分からなくなること、何が正解でどれが本音なのか悩み葛藤する。
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「青空」、この楽曲は登場人物の想い、そして自分自身の想いを詰め込むようにして書きました。曇る心が青空のように澄んで晴れるように。という願いを込めて「青空」というタイトルにしました。この「青空」という楽曲が、誰もが抱える悩みに寄り添い、自分にも自分以外の誰かにも優しくいられますように。そして、映画『青春ゲシュタルト崩壊』と併せてこの楽曲を聴いてもらえると嬉しいです。