
【動画】おばあちゃんがオレオレ詐欺師からお金を取り戻す! 『テルマがゆく!93歳のやさしいリベンジ』予告編
主人公の93歳テルマは夫に先立たれ、寂しくも気楽な一人暮らしを謳歌していた。彼女にとって、心優しい孫のダニエルがベストフレンド。いつもと変わらないはずのある日、「おばあちゃん、オレオレ。事故を起こしてしまったよ!」という一本の電話がテルマの運命を変える。刑務所にいるという愛する孫を助けるため、テルマは急いで保釈金の1万ドルをポストに投函。しかしそれは無情にも、オレオレ詐欺だった…。
落胆する娘夫婦を見て、居ても立っても居られないテルマは、トム・クルーズの『ミッション:インポッシブル』にも背中を押され、詐欺師たちからお金を取り戻す“ミッション インポッシブル”の遂行を決意。旧友の老人ベンを巻き込み、電動スクーターでロサンゼルスの街を駆け巡る大冒険に出発するのだが…!?
主演のジューン・スキッブは舞台でキャリアを積み、1990年のウディ・アレン監督作『アリス』で映画に初出演。この時、すでに60歳。2013年の『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』では、84歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。近年も『インサイド・ヘッド2』に声優として参加するなど売れっ子のジューンは、スカーレット・ヨハンソンの初監督作『Eleanor the Great(原題)』でタイトルロールのエレノアを演じ、2025年の第97回アカデミー賞でスカーレットと共にプレゼンターを務めるなど、まさに今キャリアの絶好調にある。
そんな超“遅咲き”の彼女にとって、本作は93歳(2025年3月現在95歳)の時、その実年齢と同じ93歳のおばあちゃんを演じた初の主演映画。電動スクーターでのカーアクションや、銃撃などアクションもすべて自身でこなしている。
スキッブを囲むキャストにも実力派が集結。テルマの日常の面倒をみる愛すべき孫のダニエル役は、フレッド・ヘッキンジャー。フレッドは2024年本作以外に、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』、『クレイヴン・ザ・ハンター』、アカデミー賞作品賞ノミネートの『ニッケル・ボーイズ』と話題作に立て続けに出演した、いま最も勢いのある若手スターのひとりだ。
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さらに『時計じかけのオレンジ』などのレジェンド俳優マルコム・マクダウェルが、映画の後半でキーパーソンとして登場。テルマと行動を共にするベン役は、『黒いジャガー』の主演などで、1970年代にブームとなった“ブラックスプロイテーション”と呼ばれるジャンルの映画を牽引した伝説の俳優リチャード・ラウンドトゥリーさん。2023年10月に亡くなった彼にとって、これが遺作となった。
監督・脚本は、本作が長編初監督のジョシュ・マーゴリン。自身の愛する祖母テルマとの実体験を基に脚本を書き上げた。
本作は2024年のサンダンス映画祭で上映されると大きな話題を呼び、米映画批評サイトのロッテントマトでは98%(批評家)の高評価を記録した。
予告編は、テルマがオレオレ詐欺からの電話を受けるシーンから始まる。刑務所にいるという孫の為に、急いで1万ドルをポスト投函してしまうテルマ。すっかり騙されたことに気づくと、落ち込むどころかリベンジを決意、お金を取り戻そうと電動スクーターを走らせる!映像にはお互いに年を重ねた旧友ベンや、愛する孫のダニエルを中心とした家族との心の交流に加え、ジューンが自らこなしたというアクションシーンも盛りだくさんで、テルマと一緒に出かける大冒険を予感させる予告となっている。
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場面写真は、アクションを繰り広げるテルマの凜々しい表情や、彼女を取り巻く多彩な登場人物たちなどを収めている。
映画『テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ』は6月6日より全国公開。