閣議に臨む石破茂首相(中央)ら=28日午前、首相官邸 政府は28日、総合的な防衛体制強化のため平時から自衛隊や海上保安庁の使用を可能とする「特定利用空港・港湾」に、北海道や沖縄県の計8施設を追加すると明らかにした。滑走路拡張や護岸整備を行う。近く関係閣僚会議で決定する。
自民党国防部会などの合同会議で説明した。追加されるのは函館空港(北海道)、函館港(同)、白老港(同)、金沢港(石川県)、南紀白浜空港(和歌山県)、境港(鳥取、島根両県)、大分空港(大分県)、平良港(沖縄県)。
これまでに28施設が選定されており、これで36施設になる。自衛隊駐屯地などへのアクセス向上のため、北海道と沖縄の道路6カ所も整備する。