俳優の岩下志麻さん 「心中天網島」などを手掛けた映画監督の篠田正浩さんが25日に亡くなったことを受け、妻で俳優の岩下志麻さんが28日、松竹を通じてコメントを発表した。
岩下さんは、篠田監督が生前、「僕たちは映画という魔物に取りつかれて2人で魔物退治をやってきたようなもの」と語っていたことに触れ、「篠田と出会ったことによってたくさんの作品でいろいろな役を演じることができました。今の私があるのは本当に篠田のおかげだと思っております。今は感謝の言葉しかありません」とつづった。
その上で「58年間人生を共にしてまいりましたので、今はただ、悲しみと喪失の思いで胸がいっぱいです」としのんだ。