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3月31日をもって解散するKAT−TUNが同日夜、ファンクラブサイトで生配信「Thanks to Hyphen 2025」を行い、ファンにメッセージを届けた。
デビュー曲「Real Face」を撮影したスタジオから配信が行われ、同曲を3人で歌唱。背景にはデビュー当時のMVが流れ、亀梨和也(39)は「ゆかりのある場所。当時を思い出しますね」としみじみ。中丸は「いよいよ世に出るぞ!ってタイミングがここでしたね」と振り返った。
グループの過去のライブ衣装やグッズが並んだスタジオで25年の活動を振り返った。上田竜也(41)がステージで着用したマントや銃の形のペンライト、レアグッズとして知られるてんぐのお面などに触れ、最後の時間を過ごした。亀梨は「ライブを見るとその時の記憶がよみがえりますね」としみじみと見入っていた。
終盤は屋外ステージに移動し、ハイフン(ファンの総称)と、赤西仁(40)、田中聖(39)、田口淳之介(39)を含めたメンバーに感謝を語った。
中丸は「ライブをしながら、応援してくれる人が増えて、それを喜びに駆け抜けてきました。すべてのスタッフのみなさまへ感謝を伝えたいです。そして赤西くん、田口くん、田中くんの6人じゃないと続かなかった。大感謝です」と感謝を込め、深々と頭を下げた。
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上田はおえつ交じりに「2001年にKAT−TUNという船に乗り、長い長い道のりをメンバーと過ごしてきました。メンバーが1人、1人と船を下り、結果KAT−TUNは歩みを止めることになりましたけど、今の自分があるのは5人のおかげ。明日からまた自分らしく前を向いて、自分のエンターテインメントを追求していきます」と言葉を絞り出した。
亀梨は涙を浮かべながら「なかなかデビューできず、葛藤の日々もあったけど、このメンバーだからスペシャルなデビューを迎えられた。一筋縄ではなかったからこそ面白かった。そんなグループを支えてともに進んでくださったハイフンには心の底から感謝しています。そして赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一。くっついたり離れたりぶつかったり、どこにも負けないぐらい手を取り合って大きな波に向かっていった。25年の歩みで得た経験、見てきた景色を大切に、次の1歩に向かいたいと思います」と語った。
さらに、事務所の退所にも触れ、「27年間、KAT−TUN亀梨和也を作り上げてくださったみなさん、本当にありがとうございました。引き続きここで戦うメンバー2人をどうぞよろしくお願いいたします。この船が進んできた歴史をどうか大切に思ってくれたらうれしいです。ハイフン、悲しい思いをさせてしまって本当にごめんなさい。進むと決めた以上、それぞれがすてきなけしきを届けられるように、誇れる未来につなげられるように頑張っていきます」と声を詰まらせながら宣言した。
最後は「We Just Go Hard」「ハルカナ約束」を歌唱し、「We are KAT−TUN!」と叫び、3人で抱き合いながら別れを告げた。
KAT−TUNは01年に亀梨、上田、中丸、赤西仁(40)田中聖(39)田口淳之介(39)の6人で結成。6人それぞれの名字のイニシャルをつなげて命名された。06年3月リリースのデビューシングル「Real Face」がミリオンセラーを記録。やんちゃなグループカラーも光り、人気を博した。
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瞬く間にスターダムに立った一方で、10年7月に赤西が方向性の違いで脱退。13年9月に田中が度重なるルール違反により契約解除、15年には田口が16年3月末で脱退。現在の3人組となった16年5月には一度、充電期間に突入し、18年1月の復活まで個々でソロ活動に専念した。
グループ活動再開後の21年にはNHK紅白歌合戦に初出場。昨年は中丸が週刊誌報道を受けて活動を自粛したが、3人は何度も揺らいだ基盤を支えながら、結成から25年にわたってグループ存続に努めてきた。
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