輸入Cセグメントのなかで「トップの燃費性能を達成した」と謳う新型『C4』が、シトロエン初のハイブリッドモデルとして登場 ブランド特有の独創的なスタイリング、独自のサスペンションシステム、アドバンストコンフォートシートがもたらす優れた乗り心地を維持しながら、輸入Cセグメントのなかで「トップの燃費性能を達成した」と謳う新型『C4』が、シトロエン初のハイブリッドモデルとして登場。3月27日より販売が開始されている。
かつてWRC世界ラリー選手権で活躍を演じた初代を経て、先代たる第3世代からはクロスオーバー的なクーペSUVスタイルへと変貌を遂げてきたブランドの主軸モデルは、この新型でもその路線を踏襲しつつ最新のブランドロゴバッジと新世代のシトロエンデザインを採用した。
エクステリアは最新モデルらしく2022年のパリモーターショーで発表した『Oli concept(オリ・コンセプト)』の流れを汲み、創業時のロゴをオマージュしたシトロエンバッジをマスク中央に配置。そこから広がるブラックの模様と3セグメントで構成されたフロントライト類が独特の表情を醸し出す。
この特徴的なライトシグネチャーと標準装備のLEDヘッドライトは、遠くからでもすぐにシトロエンのクルマだと認識できる個性を主張し、バンパー下部にはシルバークロームのスキッドプレートを組み込みつつ、垂直に伸びるサテンゴールドのカラークリップがアクセントとなっている。
フロントライトと同様、3つのセグメントに分割された特徴的なLEDのライトシグネチャーを備えるリヤエンドも、ダブルシェブロンのブランドバッジがCITROËN(シトロエン)のアルファベットに置き換えられるなど、より洗練された姿とされた。
一方のインテリアは、グレーのルーフライニングと好コントラストを為す、ホワイト基調のアドバンストコンフォートシートを採用し、その表皮にはアルカンターラとテップレザーを使用。縁取りにはオレンジ色のステッチを施している。
また座面内部には15mm厚のフォームパッドを使用し、伝家の宝刀たるプログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)を採用したサスペンションと合わせて、シトロエン独自のしなやかな乗り味を演出する。
そして注目のパワートレインは、新開発となる1.2Lの直噴ガソリンターボを軸に、16kWの電動モーターを内蔵した6速デュアルトランスミッションを組み合わせた、新世代の48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。
駆動用バッテリーの容量は897.9Whとなり、システム総合出力は107kW(145PS)ながら、電動モーターのアシストにより低速から力強いトルクが立ち上がり、低速時の100%電動走行も実現した。
さらに走行状況によって最大約30km/hまで電動走行が可能で、信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状況を維持して実用燃費を飛躍的に向上させる。リッターあたりの航続可能距離は23.2km/L(WLTCモード)を達成し、前述のとおり輸入車Cセグメントモデルでトップの燃費性能を誇っている。
ボディカラーには新色のマンハッタングリーンとブルーエクリプスに加え、ルージュエリクシール、ブランオケニトゥの合計4色から選択可能で、価格は432万円(税込)となっている。
シトロエン コール TEL:0120-55-4106公式サイト:https://www.citroen.jp/models/c4.html
[オートスポーツweb 2025年04月01日]