松村沙友理、“さゆりんご”とのスイッチの切り替え意識 アイドルから俳優へ、躍進続く

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2025年04月02日 09:11  クランクイン!

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クランクイン!

松村沙友理  クランクイン! 写真:高野広美
 2021年に乃木坂46を卒業後、バラエティー番組でキュートな“さゆりんご”として活躍するほか、ドラマ、映画と俳優活動にも積極的に挑む松村沙友理。この春スタートするドラマ『やぶさかではございません』(テレ東系/4月2日より毎週水曜24時30分)では、恋愛に不器用なこじらせ女子役で主演を務める。幅広い役どころで存在感を放つ松村に、本作に込める思いや俳優業の醍醐味を聞いた。

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◆演じる麻衣は全女子が憧れるポジション

 LINEマンガデイリーランキング初登場第1位を獲得した、Maritaによる同名漫画を原作とする本作。松村は主人公・不思議麻衣を演じ、麻衣と不器用な恋愛関係を紡ぐ上下亮役に駒木根葵汰、そのほか、濱正悟、田畑志真、片山萌美、安藤聖、櫻井淳子、東根作寿英らが顔をそろえる。

 サイレントカフェ「アサガオ」で働く主人公・不思議麻衣は、カフェの同僚で人との距離感近めな年下男子・上下亮とある日をきっかけにお互いを“観察”し合う関係に。一緒に働くうちに亮のことが気になる麻衣だったが、初恋にトラウマがあり恋愛こじらせ中のため一筋縄ではいかず…。一方、亮も麻衣のことが気になり、クールな表情の裏側には麻衣に対する想いが溢れてしまい…。果たして、2人はお互いの心の扉を開けることができるのか?

――本作で恋愛こじらせ女子の麻衣さんを演じられます。

松村:原作を読ませていただいて、麻衣さんは百面相と言われているタイプですし、表現の仕方がちょっとマンガとかアニメっぽいところが、自分に近いのかなと思い、演じるのが楽しそうだなと感じました。

でも、麻衣さんの気持ちになるのはちょっと難しいのかなとも思って。というのは、私はどちらかというとお気楽人間であまりいろんな物事を気にしないタイプ。麻衣さんは、中学生の頃のトラウマをずっと背負うタイプじゃないですか。内面はあんまり似ていないのかなと思ったりもしましたが、麻衣さんのように溺愛されることに女の子は誰しも憧れがあるので、麻衣さんになりたいっていう女の子が続出しそうだなと予感がしています。

――麻衣さんを演じていて、どんなところが楽しいですか?

松村:全女子が麻衣さんポジションに憧れがあると思うので、麻衣さんになって、亮くんからの愛を受けられるところですね。麻衣さんが受けている愛情を実際に体験できるというのは演じていてすごく楽しいです。素敵なシチュエーションばかりなので、観てくださる皆さんにも共感してもらえたらいいなと思います。

――麻衣は、恋愛にこじらせた一面も持っていますが、松村さんにもそうした要素はありますか?

松村:“こじらせ”ってたぶん本人があまり気づいていないほうがこじらせているのかなと思うんですね。私は自分がこじらせていると思っていなくて、そこに悩んでいない時点で、こじらせているのかもしれません(笑)。

◆相手役・駒木根葵汰にマウントを取られた!?


――相手役の亮くんを演じる駒木根さんの印象はいかがでしょう。

松村:原作の亮くんが距離感のバグっている子なので、実際の撮影でも近い距離になることが多くて。私はそんなに人と近い距離でいることがないので、その状態でしゃべったり、距離感のバグっているシーンを現実でやるのは恥ずかしいものだなと感じながら撮影しています(笑)。本読みの時にプロデューサーさんに「仲良くなっておいてね」と言われたのですが、普段とても人見知りなので、仲良くなる方法が分からなかったんです。でも撮影が始まると、駒木根さんがお見合いみたいに、「趣味は何ですか?」「好きな食べ物は何ですか?」といろいろな質問をしてくださったおかげで今はけっこうしゃべれていると思います。

私の今ハマっている食べ物がレンコンなんですけど、駒木根さんは茨城のご出身でレンコンの産地だっておっしゃっていました。レンコンの話でめっちゃ盛り上がったんですよ! でも駒木根さんがレンコンの成分の話とかをし始めて、「僕のほうがレンコンのこと知ってますよ」ってマウント取られました(笑)。

――(笑)。亮くんは麻衣さんより年下ですが、亮くんの魅力はどんなところにあると思いますか?

松村:原作を読んでいても思いましたし、撮影していても思うのは、亮くんに年下感を感じていなくて。自分が年上のお姉さんだから頑張らなきゃって思わせることがないのが、亮くんの魅力なのかなと思います。駒木根さん自身も撮影で引っ張ってくださる感じですね。

――本作では主演を務められますが、座長としての意気込みは?

松村:それが全然自分に座長感を感じていないですし、申し訳ないくらいみんなのことを引っ張ろうとも思っていなくて(苦笑)。スタッフさんも皆さんほがらかな方が多くて毎日楽しく撮影させていただいていますし、キャストの皆さんも家族みたいな雰囲気があって、それがすごく素敵だなと思います。みなさん穏やかで、キャスト同士で似たようなタイプの人がそろっているのかなと思いました。

――撮影中は皆さんどんなお話をされていますか?

松村:みんなで「このカフェ本当にいいよね」と話しながら撮影しています。(カフェの)雰囲気もいいですし、今まであまりなかった“サイレント”というコンセプトも、音がない世界って音がないことによって、より雰囲気が良くなるというか。きれいな空間になっている気がして、すごく魅力的だなと思います。

◆松村沙友理の「やぶさかではない」こととは?


――バラエティー番組で“さゆりんご”として活躍されている松村さんはもちろん、俳優としてさまざまな役どころに挑戦されている松村さんもとても魅力的です。演技のお仕事の面白さをどんなところに感じられていますか?

松村:今回、麻衣ちゃんの人生を通して自分ひとりではやらないような人生を送れるのは、すごく楽しいなと思いました。普段着ないような服を着たり、やらないようなことをやってみたりとか、亮くんみたいな人に愛情を向けてもらうことも現実の世界ではないことなので、役を通して普段なら縁のない麻衣ちゃんの人生を歩めることはお芝居の魅力なのかなと思います。

――以前からお芝居にご興味があった感じですか?

松村:私のお仕事はアイドルから始まったので、もともとそんなにあったわけではなかったです。アイドル人生の中でいろんなプロフェッショナルな方にお会いして、いろんな作品を観てきて、女優という職業の素晴らしさみたいなものを感じたのかなと思います。

グループにいた時は、最初はグループのみんなと一緒にやる作品が多かったので、あまりお芝居をやったことのないみんなで、たくさん相談しながらやっていました。当時はそんなに演技レッスンとかもなくって、ドンと現場に入って、自分たちで考えて、メンバー同士で「このシーンはどうする?」とお互い相談しながらやっていた感じでした。でもそれが自分たちで考える力になったのかなと思うし、自分たちでやっていたことが楽しかったので、ちょっと良かったのかなとも思いますし、今でも演じることって楽しいなと思えているのかもしれません。

――バラエティーの現場とお芝居の現場で、ご自身に違いはありますか?

松村:テンション感は変わってるのかなと思います。やっぱりバラエティーの時は積極的にしゃべろうという意識をしているし、何を求められているか目的が違う分、自分の中でもスイッチは変わっているのかなと。

アイドルのころはいろんなお仕事をやらせていただいて、それが魅力でもあるんですけど、自分の中で混乱する時もあって。この時はどの自分がよくて、この時はどういう自分がいいのかなと混乱してしまったこともありました。どんどんこのお仕事を続けていくうちに、切り替えようという意識ができてきたのかなと思います。

――最後に、タイトルにちなみ、松村さんが「やぶさかではない(=喜んで〇〇する)」ことは何でしょう?

松村:趣味は愛犬なので、愛犬に関わることならなんでも「やぶさかではございません」! 休みってなったら、わんこを連れてどこに行くかを考えますし、自炊しないタイプだったんですけど、わんこのご飯は作るし、疲れていてもスーパーに行って、わんこの食材だけを買って作るというのは苦じゃないです(笑)。わんこに対してはだいぶ距離感もバグっていると思います。最初のころは距離を取られて嫌がられていたんですけど、最近は犬側が諦めて受け入れてくれています(笑)。

(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)

 ドラマ『やぶさかではございません』は、テレ東系にて4月2日より毎週水曜24時30分放送。
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