綾野剛が「殺人教師」役。柴咲コウ、亀梨和也らと共演の映画『でっちあげ』が6月27日公開

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2025年04月02日 11:10  CINRA.NET

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Text by CINRA編集部

三池崇史監督の映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』が6月27日公開。特報、ティザービジュアルが到着した。

原作は、約20年前、日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件を取材し、『第6回新潮ドキュメント賞』を受賞した福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』。「史上最悪の殺人教師」と呼ばれた担当教諭は停職処分になり、児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判に発展するが、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けるというあらすじだ。

主人公の小学校教諭・薮下誠一役を演じるのは綾野剛。共演者に柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃、大倉孝二、迫田孝也、光石研、北村一輝、小林薫らが名を連ねる。

特報は薮下が、三浦綺羅演じる児童・氷室拓翔に虐めを行う描写からスタート。柴咲コウ演じる拓翔の母・律子が涙ながらに学校に訴える場面や、体罰の疑惑を否定する薮下の姿、亀梨和也演じる週刊春報の記者・鳴海三千彦から追われる日々が映し出されている。

【綾野剛のコメント】
エンタメとルポルタージュの共存、共演者と芝居の総当たり戦。毎シーン呼吸を忘れるほどの魂の揺らぎ、各部署のとてつもない胆力。三池崇史監督の祈りを道標に、ただただ魅了された現場でした。ぜひ劇場で目撃して頂けたら幸いです。

【三池崇史監督のコメント】
この映画は、現実に起こった事件に基づいている。
さらに正確に言うと、ジャーナリスト・福田ますみ氏による渾身のルポルタージュ『でっちあげ』を核にして作り上げたエンターテインメント。「殺人教師」にでっちあげられた男の、怒りと恐怖、そして、哀しみに包まれた人生の記録です。余計な演出をできるだけ排除し、冷静に作り上げたつもりです。ですから、この恐怖は本物です。何よりも恐ろしいのは、人ごとではなく明日、あなたの身に起こるかもしれない人災であるということ。被害者にも、いや加害者にも、あなたはそのどちらにもなり得るのです。

【福田ますみのコメント】
「よくこんなリアリティゼロの下手な小説を書くな。いくら小説だからって、もう少し現実にありそうなストーリーを考えろよ。えっ、これほんとうにあったこと?マジか!」。ある読者が、拙著を読んで寄せた感想である。
そう、これは真実の物語だ。細部にまでこだわった迫力の映像が、学校現場で起きたありえない狂気を、そしてそこから増幅された社会の狂気をリアルに描いている。主人公が、たまりにたまった怒りを爆発させるシーン、綾野剛さんの鬼気迫る演技は鳥肌ものだ。観客にとっては、あっというまの129分だろう。

【企画・プロデュース:和佐野健一のコメント】
このルポルタージュに出会った瞬間、これは今すぐ映画にすべきだと確信しました。
誰かを糾弾するためでも、「真実とは何か?」という難解なテーマを投げかけるためでもありません。
三池監督、綾野さん、そして素晴らしい俳優陣の想いが、この作品をただひたすら純粋に、心の奥深くに突き刺さるエンターテインメントへと昇華させてくれました。

【ストーリー】
2003年
小学校教諭・薮下誠一(綾野剛)は、保護者・氷室律子(柴咲コウ)に児童・氷室拓翔への体罰で告発された。
体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。

これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨和也)が“実名報道”に踏み切る。
過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、薮下はマスコミの標的となった。
誹謗中傷、裏切り、停職、壊れていく日常。次から次へと底なしの絶望が薮下をすり潰していく。

一方、律子を擁護する声は多く、“550人もの大弁護団”が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。
誰もが律子側の勝利を切望し、確信していたのだが、法廷で薮下の口から語られたのは―
「すべて事実無根の“でっちあげ”」だという完全否認だった。

これは真実に基づく、真実を疑う物語。
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