『MBSナウ』馬野雅行アナが定年退社、フリー転身＆東京LFで“2度目のデビュー” 　野球実況、95年震災報道でも尽力

　大阪・毎日放送（MBS）で長く活躍した馬野雅行アナウンサー（59）が、同局を3月末で定年退社し、4月から東京・ニッポン放送（LF）『ニッポン放送ショウアップナイター』の実況陣に加入したことが2日、分かった。

【写真】ガッツポーズをするショウアップナイター実況の煙山光紀アナ

　馬野アナは1965年7月12日生まれ、東京都出身。89年にMBS入社。甲子園の阪神戦などスポーツ実況を中心に活躍。また、テレビのニュース番組『MBSナウ』『VOICE』のキャスターも務めた。95年の阪神・淡路大震災当日は、被害の様子などを伝え続けた。

　まもなく60歳となる春、36年間の関西生活に区切りをつけ、故郷の東京に戻り、フリーアナウンサーとしての活動をスタートした。

　中学2年生の頃、『ニッポン放送ショウアップナイター』で深澤弘アナの実況を聴いて、アナウンサーの道を志したという。憧れだった番組に仲間入りし、早くも4月9日の「DeNA×巨人」で実況デビューする。

　同日は、『ニッポン放送ショウアップナイター』の解説を長年務めている大矢明彦氏と組む。関西で確かなアナウンス力で知られた馬野氏が、優しくも鋭い目線で解説する大矢氏とどんなハーモニーを奏でるのか、東京でのデビュー戦となる。

■馬野雅行アナ　コメント
8年前、ショウアップナイターのレジェンド 故・深澤弘さんに「俺は59歳の時が
1番うまかった。馬野くんはこれからだな！」と言われました。その59歳の今年、2度目のデビューを迎えます。実況メンバーの中ではまだまだ若手、わかりやすくて聴きやすい中継を目指します。

■プロフィール
1965年7月12日生まれ東京都出身。1989年、毎日放送入社。甲子園をメインに阪神戦の実況を数多く担当、36年間の関西での実況生活中、阪神の優勝は3回あったが、自身の優勝実況は未だ経験なし。趣味は鉄道情報収集での「鉄分」補給。