大阪万博の警備、最大１万人＝愛知の倍以上―警察当局

　１２日に開催される大阪・関西万博の開会式前後の警備について、大阪府警は３日、全国からの特別派遣部隊を含め、最大１万人態勢で臨むと発表した。開会式には天皇、皇后両陛下が出席される予定で、警察当局は万全を期す考えだ。

　府警によると、特別派遣部隊は約２２００人で、警視庁など全国から動員される。万博会場の周辺や空港、沿道警戒などに従事する。開会式終了後に引き揚げ、その後は各国要人が来場するタイミングで派遣される。

　残りの約７８００人は府警の部隊で、会場内や海上警備、鉄道航空テロ対策に当たる。

　２００５年の愛知万博の開会式の警備は、特別派遣を含む約４０００人で、今回は倍以上の態勢となった。