
4月4日、お笑いコンビ『とんねるず』の石橋貴明が食道がんと診断されたことを公表。芸能活動休止の発表から一夜明けた4月5日、相方の木梨憲武は自身のSNSで石橋へエールを送った。
《大谷さんメジャー野球&日本プロ野球をチェックしながら体調をもどし、次のライブに向けてスタンバイしてください!とんねるず、36年ぶり東京ドームライブ、予定!》
とんねるずといえば、フジテレビ系列で1997年から2018年まで放送されたバラエティー番組で『とんねるずのみなさんのおかげです』のメイン司会を務めており、ふたりといえばこの番組というイメージを持つ人も多いだろう。ただ、番組終了以降は、コンビでの活動よりも個人での活動が増加。不仲説や解散説がたびたび囁かれていたが――。
「ふたりは“不仲説”を逆手にとって、笑いに変えていた印象です。2021年、石橋さんは自身のYouTubeチャンネルで日本テレビ系『24時間テレビ』のパロディとして、24分間で3キロ先の両国国技館を目指すという企画を行いました。
その際、ゴール地点では谷村新司に扮した木梨さんが待ち構え、“噂によると(石橋が)独り暮らしって聞いてるから、焼きおにぎりをゴールしたらプレゼントしようかな”とコメント。離婚したばかりの石橋さんをネタにしたのです。結局石橋さんは完走しないまま車に乗って逃げるというオチとなり、ふたりが再会することなく動画は終わるのです。“不仲説”を利用した、コントのようなこの動画は大反響を呼びました」(スポーツ紙ライター、以下同)
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「なんだかんだ仲いい」とんねるず
そんな関係性のふたりだが、相方が病床に伏した時は率直なエールを送った。この姿勢にSNS上では、
《これぞとんねるずだな、っていう憲さんのコメントに感動》
《とんねるずの絆、本当に深いな》
《なんだかんだ仲いい》
と、称賛のコメントが寄せられた。
一方、とんねるずのファンからは、これを機に木梨は石橋へ“あの時の復讐”を果たすのではと、疑惑の声が上がっている。
あの時というのは1991年。盲腸で体調を崩し、一時的に休養していた木梨がテレビ復帰する際のこと。
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「木梨憲武さんを偲んで…」のドッキリ
「木梨さんは1991年10月に放送された『とんねるずのみなさんのおかげです』で復帰することが決まっていました。しかし番組冒頭、画面には《緊急放送!盲腸に倒れる木梨憲武さんを偲んで…》というテロップがでかでかと表示されたのです。そして、画面が切り替わると祭壇と木梨さんの遺影、その前には神妙な面持ちで佇む喪服姿の石橋さんとアナウンサーの姿が映し出されました。当然、全ては真っ赤なウソで、追悼番組に見せかけたドッキリ企画だったのです。放送開始2分が経過したあたりで、木梨さんが登場し、ネタバラシをしました」
コンプライアンスの厳しい現在では、地上波で放映するなど考えられない企画だが、当時もさすがに大問題となったようで、
《ふざけるな》
《不謹慎だ》
と、900件以上ものクレームが相次いだという。
あまりにも不謹慎なネタだが、
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《盲腸の時のネタをやる時が来た!》
《石橋貴明氏が復帰したあかつきにはぜひリベンジをしてほしい》
《絶対に退院するタイミングで木梨憲武が快気祝いにこの仕返しをするはず》
と、ファンの間では再演を望む声が相次いでいる。
木梨は、石橋へのエールコメントで36年ぶりの東京ドーム公演開催に意欲を表明した。ライブでなら、夢の不謹慎コント再演が実現するかも――。