7日公開の衆院議員資産のうち各党の党首級を比較すると、2億2044万円を記載した公明党の斉藤鉄夫代表がトップとなった。自民党総裁の石破茂首相は1555万円で、全議員平均の2685万円を下回った。
斉藤氏は金銭信託などの金融資産を1億9046万円分、土地・建物(固定資産税課税標準額)を地元広島市や出身地の島根県邑南町などに2998万円分保有。これと別に、かつて勤務した清水建設を含む22銘柄2万4625株の株式を持つ。
2番手は日本維新の会の前原誠司共同代表。地元京都市の不動産の分として3818万円を報告した。普通自動車2台も載せた。
立憲民主党の野田佳彦代表が2325万円で3番手。内訳は地元の千葉県船橋市の不動産2025万円分、預金200万円、国債100万円分となっている。
石破氏が計上した資産額は地元鳥取市の不動産が大半。それ以外に三菱重工業など7銘柄2万3925株を保有している。
共産党の田村智子委員長は643万円。出身地の長野県小諸市の不動産143万円分と貯金500万円を記した。
国民民主党の玉木雄一郎代表と日本保守党の河村たかし共同代表は、金融資産と不動産の額が「ゼロ」。玉木氏は1銘柄10株の株式を記載した。
国会に議席を有する10党の党首のうち3人は参院議員。当選翌年の2023年1月4日に参院が公開した資産等報告書によると、参政党の神谷宗幣代表は1723万円、社民党の福島瑞穂党首は936万円。れいわ新選組の山本太郎代表は資産額「ゼロ」だった。維新と保守党の代表は国会議員以外が務めている。