TBS日曜劇場『キャスター』完成披露試写会後制作発表に登壇した阿部寛 (C)ORICON NewS inc. 俳優の阿部寛(60)が主演を務める、TBS系日曜劇場『キャスター』(毎週日曜 後9:00)の完成披露試写会後制作発表が、このほど都内で行われ、阿部をはじめキャスト陣が集結。阿部が“キャスター”役の役作りの裏側を語った。
【集合ショット】『キャスター』完成披露試写会を訪れた観客とともに記念撮影した阿部寛はじめ出演陣 本作は完全オリジナルストーリー。テレビ局の報道番組『ニュースゲート』を舞台に、“世の中を動かすのは真実!”という信念の男・進藤壮一(阿部)が闇に葬られた真実を追究し悪を裁いていく社会派エンターテインメントとなっている。
阿部は第1話を見て「すごいいろんな思いがありましたね」と切り出し、「普通の俳優やってると結構重責なんですけど、キャスター、メインキャスターというのやると結構もう重くて、自分でどうやって演じようかな、ちゃんと抜擢されたようなキャスターになってるかなっていうのを心配したんですけど、今日(第1話を観て)ちょっと安心しました」と語った。
続けて「(第1話は)どうですか?皆さん」と観客に尋ねると、会場はシーンと静まり返り、阿部は慌てて「なんでシーンとするんだ。聞くんじゃなかったかな(笑)」と照れ笑い。「役なんだけどキャスターとしてあの場に立つっていうのは、『人に伝えなきゃいけない』という使命っていうのを、僕もすごく感じていて。すごく新鮮な気持ちでやらせていただいて、伝える難しさを感じながらやっていたんで、実は緊張しながらも、すごく楽しかったです。そういうものが今日、報われた感じがしました。ありがとうございます」と感想を述べた。
キャスター役を演じるにあたり、主要キャストで実際の報道番組『news23』などを取材したといい、阿部は「裏側を見させてもらって、いろんな人がうごめいていて、いろんな部署があって、これだけ多くの人がいて、それぞれの仕事を持っていて。何時間かご一緒させていただいたんですけども。それぞれの分野の仕事の部分をそれぞれの役者さんが必死に聞いて、こんな感じかっていうのやっていて。だからこの裏側の人間模様っていうのは、実際そのニュース番組には出ないけども、そういうものをちゃんと描かなきゃいけないなっていう、すごくあがってきた瞬間でもあったんですね。だからすごくためになった」と有意義な時間を過ごせたことを伝えた。
また「僕は破天荒なキャスターということで、過去のいろんな方の映像を見て、どういうふうにものを伝えていくのか。キャスターっていうのは冷静じゃなければいけないけど、その中にちょっとした感情で伝えていくこともあるんだなって思いながら、表現の仕方をちょっと増やしていきました」と役作りの裏側を語った。
なお制作発表には、阿部、永野芽郁(25)、道枝駿佑(なにわ男子/22)、宮澤エマ(36)、岡部たかし(52)、音尾琢真(TEAM NACS/48)、高橋英樹(81)が登壇。司会はTBS・日比麻音子アナウンサー(31)が務めた。