ヤマハ、大型ロードスポーツ『MT-10』に新色追加。最新モデルを2025年5月に発売

0

2025年04月10日 07:30  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2025年モデルで新色『マットライトグレーメタリック4』が追加されたヤマハMT-10 ABS
 4月9日、ヤマハは大排気量ロードスポーツモデル『MT-10 ABS』とその上位グレード『MT-10 SP ABS』の2025年モデルを2025年5月に発売すると発表した。

『MT-10』は、ヤマハMTシリーズの最高峰に位置する大型ロードスポーツモデル。ヤマハのフラッグシップ車であるスーパースポーツモデル『YZF-R1』をベースに、“MT-king’s Dignity”をコンセプトに開発されて2017年に登場した。

 メインフレームは、YZF-R1から受け継いだアルミデルタボックスフレームで高い安定性と扱いやすさに加え、200馬力のエンジンも載せられるほどの余裕のある剛性を持つ。ブレーキシステムには、レースでも使われているブレンボ製ラジアルマスターシリンダーを採用し、リニアな操作感を実現している。

 一方でサスペンションは、市街地やツーリングで楽しめることが重視されており、特に極低速域などのストローク量が少ない領域にこだわってセッティングがなされた。

 心臓部には、997cc水冷直列4気筒エンジンを搭載。YZF-R1ゆずりのエンジンにクロスプレーン型クランクシャフトが組み合わさることによって、コントロール性も確保しつつ、ネイキッドバイクらしいダイレクトなトルク感を生み出している。最高出力は122kW(166PS)/11500rpm、最大トルクは112Nm(11.4kgm)/9000rpmを発揮する。

 装備面においては、IMU(慣性計測ユニット)を搭載し、トラクション・スライド・リフトの各コントロールシステムと連携してライダーをアシストする。ほかにもクラッチ操作がしやすくなるアシスト&スリッパー・クラッチやクイックシフターなど、利便性に寄与する装備も多く備えている。

 上位グレードの『MT-10 SP』には、オイルクーラーへの導風効果を高めるアンダーカウルやオーリンズ製の電子制御サスペンションといった専用装備が搭載される。この電子制御サスペンションは、前述したIMUからの情報を元に制御を行うことでハードなスポーツ走行からツーリングや市街地まで幅広いシーンに対応することができる。

 今回発表された最新モデルでは、標準グレードのカラーラインアップに新色が追加された。新色の『マットライトグレーメタリック4』は、ライトグレーのメインカラーに、ホイールと吸気ダクト横に鮮やかなスカイブルーが組み合わさり、未来的でクリーンなイメージを表現したカラーリングだ。既存色の『ディープパープリッシュブルーメタリックC』と『マットダークグレーメタリック6』と併せて3色を揃える。

 上位グレードのSPは、既存色の『ブルーイッシュホワイトメタリック2』の1色のみとカラーラインアップに変更は無い。

 メーカー希望小売価格は、『MT-10 ABS』が192万5000円(税込)、『MT-10 SP ABS』が218万9000円(税込)。最新モデルは、標準グレードが5月30日から、上位グレードのSPが5月16日から発売される予定となっている。

[オートスポーツweb 2025年04月10日]

    ニュース設定