デブリ2回目取り出し着手=炉心近くから採取目指す―東電福島第1原発

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2025年04月15日 11:01  時事通信社

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時事通信社

隔離弁を通過するデブリの回収装置=15日午前、福島第1原発(東電提供)
 東京電力は15日、福島第1原発2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業の2回目に着手した。昨年11月に完了した1回目よりも原子炉格納容器の中心部に近い場所から、最大3グラムの採取を目指す。回収したデブリの成分などを分析し、本格的な取り出しに向けた研究に役立てる。順調に進めば2週間程度で完了する見通し。

 東電によると、1回目と同じ「テレスコ式」と呼ばれる釣りざお状の回収装置を遠隔操作で格納容器内に投入。先端部からケーブルで爪のような器具を降ろし、底にたまったデブリをつかんで引き上げる。

 作業は午前9時に開始。同10時すぎに回収装置が格納容器手前の「隔離弁」を通過し、試験的取り出しに着手した。装置は格納容器内に到達しており、今後は本格的な取り出し作業に移る。この日の作業は約5時間で終了し、トラブルは報告されていない。 

このニュースに関するつぶやき

  • 取り出したデブリは経産省に持ってってあげてね。原燃も良いかも? あとは数mgずつ海外逃亡してる元東電の会長以下役員たちの所にも送ってあげればいいと思うの。
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