オスプレイの佐賀配備、７月９日に＝木更津駐屯地から順次―中谷防衛相

　中谷元防衛相は１５日の閣議後記者会見で、陸上自衛隊輸送機オスプレイを７月９日から順次、佐賀空港（佐賀市）近くに開設する駐屯地へ配備すると発表した。配備を予定している１７機全てを、８月中旬までに木更津駐屯地（千葉県木更津市）から移駐するとしている。

　防衛省九州防衛局の江原康雄局長は１５日、佐賀県庁を訪問し、配備計画を説明した。同県の前田直紀政策部長は記者団に「安全対策の徹底を申し入れていきたい」と述べた。

　オスプレイを巡っては、２０２０年に米軍岩国基地（山口県岩国市）から木更津駐屯地に暫定配備された。長崎県に拠点を置く陸自「水陸機動団」を離島防衛の際に輸送することを主任務としており、地理的に近い佐賀空港への移駐計画が進められていた。