8人組アイドルグループ、CUTIE STREETが15日、東京・ベルサール羽田空港で行われた警視庁東京空港警察署の一日警察署長委嘱式に出席し、闇バイトや特殊詐欺被害防止を呼びかけるイベントやミニライブを行った。
共に登壇した荒川明弘署長らから「CUTIE STREETさんと一緒に安心安全を発信していけたら」などと声をかけられ、委嘱状とたすきを授与された。イベントは入場フリーで開放されており、平日ながら約650人が集結。ファンらから「おめでとうー!」と歓声が沸く中、代表して受け取った川本笑瑠(22)は「羽田空港は日本全国から人が集まる日本一の空港です。闇バイトの危険性や振り込め詐欺にだまされないためにも、若者代表として情報発信していきます」とあいさつした。
警察を装った詐欺グループから現金を振り込むよう指示される電話対応なども実演。こちらも受け手役を担った川本が、詐欺師役のスタッフから「ネットバンキングで今すぐ振り込んでください。調査中の案件なので誰にも言わないように」と仕向けられ「わかりました」と語ると、会場からは「ダメだよー!」「それは詐欺だ」などと声が飛んだ。
メンバー8人それぞれから出題する防犯クイズでは来場者を当てて回答を聞く形式で進め、令和6年の東京都の特殊詐欺被害額が過去最多153億円だったことなどを紹介。流動型犯罪グループの名前を答える問題では3択形式で<1>恐竜、<2>電流、<3>トクリュウが提示され、当てられたファンが「恐竜!」と答えると、桜庭遥花(19)が「ふざけすぎです!正解は3番!」と突っ込み、会場は笑いに包まれた。
最後はミニライブで人気曲「かわいいだけじゃだめですか?」をはじめ、「ひたむきシンデレラ」「ラブトレ」の3曲を披露。「かわいだけじゃ−」では「一日署長じゃだめですか?」と歌詞を変えて披露して会場を盛り上げた。
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CUTIE STREETも所属する芸能事務所アソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」では昨年5月にも先輩グループ、FRUITS ZIPPERが東京空港警察署の一日警察署長を務め、自転車の安全利用や特殊詐欺被害防止を呼びかけていた。
2年連続起用について、署関係者は「KAWAII LAB.さんのアイドルの方々は若者からの認知度も高く、若年層への啓発活動に適していること、そして『原宿から世界へ』をテーマにしているとお聞きしており、我々も『羽田から世界へ』を目指して取り組んでいるので、そうしたつながりからお願いさせていただきました」と語った。
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