吉沢亮(31)の主演映画「国宝」(李相日監督、6月6日公開)が、世界3大映画祭の1つ、第78回カンヌ映画祭(5月13日開幕)監督週間に出品が決まった。主催するフランス監督協会が15日に発表した。監督週間は、カンヌ映画祭に併設して開催される独立部門。
李相日監督(51)は「人生を懸けて臨む。その言葉通り、一年半もの間を稽古に費やした吉沢君を筆頭に、演者たちの覚悟なしには語れない作品です。同様に、スタッフの果てしない献身、そして信頼に感謝が尽きません」とコメントを発表。「カンヌという形で報いられる喜びを噛み締めています。華麗であり、壮絶である歌舞伎俳優の生き様をお披露目する場として、これ以上ない大舞台です」と喜んだ。
「国宝」は作家・吉田修一氏の同名小説の映画化作品。吉沢は任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄を演じた。抗争で父を亡くした喜久雄を引き取る上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎を渡辺謙(65)半二郎の実の息子で、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介を横浜流星(28)が演じた。正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる2人が、ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていく中、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせていく物語。
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