間宮祥太朗「イグナイト -法の無法者-」第1話(C)TBS【モデルプレス=2025/04/17】俳優の間宮祥太朗が主演を務めるTBS系金曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-」(毎週金曜よる22時〜)。4月18日の初回放送を前に間宮、原廣利監督、第1話のキーパーソンを演じる土屋太鳳のスペシャル対談が公開された。
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本作はTBSとコンテンツスタジオ・BABEL LABELの初タッグ作品。訴訟社会化が進む日本と飽和状態にある弁護士界のリアルを描いた、これまでのリーガルドラマとは一線を画す完全オリジナルのダークリーガル・エンターテインメントとなっている。
「IGNITE」=“火をつける”。主人公・宇崎凌(間宮)が足を踏み入れたのは、その名の通り、“争いの火種”があるところへと潜り込み、人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く、界隈では“無法者”として知られている怪しげな法律事務所。まるで弁護士バッジをつけた“法の当たり屋”ともいえる彼らの目的は金か、正義か…?
ここでは、主演・間宮と原監督に加え、土屋を迎えたスペシャル対談の模様をお届け。7年ぶりの共演となる間宮と土屋から、再共演にあたっての印象や撮影現場でのエピソード、さらに原監督からはキャスティングについてのエピソードが明かされた。
◆「イグナイト」訴訟の舞台裏に焦点を当てて描く人間ドラマ
― まずは、本作のストーリーについて教えてください。
間宮:タイトルの通り、原告になりそうなターゲットの心に火をつけて訴訟を起こしていく、新しいリーガルドラマです。これまでの弁護士ドラマでは法廷でのやり取りがミソになっている作品が多いと思うのですが、本作では裁判で証拠を突き出して終わるのではなく、訴訟に至る経緯にも重きを置いています。依頼人の生活や思いが垣間見えるのが新鮮な作品です。
土屋:どんな人にも心に抱えているものや、言えないことがあると思うのですが、本作はそれをしっかり言葉にして戦ってくれる人たちの物語だと思っています。今回私が演じる斎藤美咲は、宇崎にとって初めての依頼者。家族を守りたい一心で社会の理不尽な出来事に巻き込まれ、翻弄されている女性です。その影には、女性が1人で子どもを育てることの難しさがあって、それは女性の立場がまだ弱いことにも通じています。そういったシビアな社会問題が描かれると同時に、人の温かさが伝わる物語だと思います。
― 原監督はストーリー作りから携わっているとのことですね。
原:最初に企画書を見た時に、弁護士が訴訟を焚きつけるようなストーリーは今まであまり見たことがないなと思いました。弁護士自らがダークヒーローとなり、(原告が)声を上げられるように助けていく展開のリーガルドラマなのですが、それがすごくかっこいい。大体のリーガルドラマでは、しっかり者のキャラクターが出てくることが多い印象がありますが、本作では敢えてダークヒーローの物語らしく、各シーンも治安が悪く見えるような撮り方をしています。
土屋:たしかに、ちょっと治安悪そうな印象がありますね(笑)。
原:ピース法律事務所自体も壁が汚れていたりして、ピシッとした事務所じゃないということも表れていますので、そういうところもちゃんと切り取っていきたいなと思っています。
◆土屋太鳳が挑むキーパーソン 原廣利監督が語るキャスティングの決め手と期待とは
― 土屋さんのキャスティングの経緯を教えてください。
原:映画「帰ってきたあぶない刑事」(2024年)でご一緒した時、土屋さんが持っている自然なオーラが撮影現場を明るくしてくれているのがとても印象的でした。今回は僕自身が演出を担当する作品で、土屋さんのまた違った一面を見せてもらいたいと思い、お願いしました。
― オファーがあった際はどのようなお気持ちでしたか?
土屋:第1話のキーパーソンとしてお声がけいただいて、とてもうれしかったです。初回に出演するのは作品の方向性にも影響するので、正直私で力になれるのかなという気持ちはあったのですが、ぜひまた原監督とご一緒したいと思い、受けさせていただきました。
― 土屋さんから見た原監督の印象は?
土屋:原監督とは以前ご一緒した際から、すごく気さくで年齢差を感じさせないように話しかけてくださっていました。今回も、監督が作り出すリラックスした空気のおかげで、前回と変わらず自由に演じることができています。絶対に素晴らしい映像ができあがると確信していますし、スタッフの皆さんも素晴らしい技術を提供してくださるので、完成を楽しみにしています!
◆土屋太鳳が語る間宮祥太朗の俳優としての魅力
― 間宮さんと土屋さんは、7年ぶりの共演とのことですね。
間宮:以前共演したのは何年前だった?
土屋:7、8年前ぐらいかな。
間宮:7年かあ。あの時はとにかく体を動かして、声を張りながら部活みたいな撮影をしていたので、再会してやっぱり大人になったなと(笑)。
土屋:そうですね(笑)。当時演じていたのは犬猿の仲のキャラクターだったのですが、お芝居とはいえ初対面で強く当たるのは少し遠慮してしまう部分があるじゃないですか。でも、間宮さんが最初から「祥太朗って呼んで」と、すぐに壁を越えてきてくださって、それがすごく素敵だなと思いました。一緒に撮影している時の関係性や、役にも自然とにじみ出てくると思うので、そういう関係の築き方ってすごく大切だなって。間宮さんはお芝居でも、ぶつかった分だけしっかり返してくれる方で、それこそ共演者を“焚きつける”ような役者さんだなと思います。
― あらためて共演してみての印象は?
土屋:前回はバチバチと対立する仲間という役柄だったので、テレビで拝見すると、なんだか幼なじみのような気分になりますし、毎回お会いするのがうれしいです。今回は弁護士役として間宮さんがどんな表情を見せるのか、すごく楽しみにしています(笑)!
間宮:太鳳が演じる美咲からは、キャラクターのこれまでの苦労や我慢がにじみ出ていて、その感情や哀愁が感じられるんです。出会いのシーンを撮った時には、美咲がどんな生活をしてきたのか、どういった人なのかが匂い立ってくるようで、とても印象的でした。同シーンでは、美咲が自転車に乗って登場するのですが、前作でも自転車に乗るシーンがたくさんあったので、ちょっとした重なりを感じて面白かったです。
土屋:私も同じこと思ってた!でも、前とはまた違う自転車だなって(笑)。前回はものすごくスピードを出して走って、大変な撮影だったけどいい思い出ですね。
― 原監督から見た、撮影現場でのお2人の様子は?
原:間宮くんはお芝居に対してとても誠実で、こうしたいという思いをお互いに共有できるので、コミュニケーションを取っていて気持ちいいですし、楽しいです。太鳳ちゃんには、本当に念願が叶って出演してもらっているので、また違った一面を見られるのがうれしいです。
間宮:原監督とは本当にたくさんコミュニケーションを取らせてもらっていて、僕もそれが楽しいです。ちゃんと意思確認をしながら一歩一歩撮れている感触があって、とても充実しています。
◆「イグナイト」キャスト、初日から意気投合?メンバーが見せる抜群のチームワーク
― 撮影現場の雰囲気はどんな感じですか?
原:僕の視点から見ていると、撮影現場の空気はとてもフラットで、間宮くんが誰に対しても気さくに話している様子がうかがえます。イグナイトメンバーは待ち時間も楽しそうで、それだけ空気感がいいんだろうなと感じます。
間宮:そういえば、クランクインの日のお昼休憩以降から、早速初日感がなくなっていました。初日って独特の緊張感やお互い探るようなところがありますが、それが割とすぐなくなっていた気がします。
土屋:仲村トオルさんもすごく飄々としながらも、面白いことを言ってくださって、上白石萌歌ちゃんも「人見知りなんです」と言いつつ、持ち前の明るさと遊び心で盛り上げてくださっていて、私も仲間に入りたい!って思わされています(笑)。
― では、最後に本作の見どころをお願いいたします。
間宮:もちろん全部見てほしいですが、やはりイグナイトメンバーをかっこいいな!って思ってもらえるのが第一歩だと思っています。その魅力や作品のスケール感で視聴者の皆さんの心を掴みつつ、物語が進む中でさらに共感や感動を届けられたらうれしいです。
土屋:本作では、見えないところで叫んでいる思いについて言葉にするまでの過程を大切に描いていく作品です。法廷でのかっこいい長台詞もたくさんあると思うのですが、それだけでなく、登場人物同士のつながりを深く掘り下げた人間ドラマも見どころです。心温まる瞬間も多く、ハートフルな作品となっています。
原:イグナイトチームの活躍やかっこよさは、間違いなく本作の見どころの1つですが、リーガルドラマでありながらアクションの要素も取り入れている点がユニークです。映像的な見せ場はもちろん、各話に登場するバラエティ豊かなゲストキャストにも注目していただければ。これは本当にリーガルドラマなのか?と、少し違った視点で楽しんでいただければうれしいです。
新米弁護士・宇崎と、彼の最初の依頼人となる美咲の出会いが、新たな火種を生む第1話。挑発的でスリリングな世界観で、これまでのリーガルドラマとは一線を画す本作が金曜の夜にどんな熱を生み出すのか。(modelpress編集部)
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