アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)のリサ・スー会長(中央左)の表敬を受ける石破茂首相(同右)=17日午前、首相官邸 石破茂首相は17日、米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)のリサ・スー会長と首相官邸で会談した。首相はAI(人工知能)について「日本を世界で最も開発、活用しやすい国にしたい。日米の連携は非常に重要で不可欠だ」と述べ、AI開発への協力を呼び掛けた。
首相はAIの技術革新とリスク対応の両立を図る新たな法案を今国会に提出したと紹介。「わが国への投資を含め、緊密な関係が構築できるようにしたい」と強調した。スー氏は「世界の連携が必要だ。関係省庁と研究分野でも協力を進められれば幸いだ」と応じた。
首相は青色発光ダイオード(LED)などの素材となる化合物半導体の大規模生産技術を開発した米ジョージア工科大のラッセル・デュプイ教授ら日本国際賞受賞者2人とも会談し、「わが国として研究を日本、世界の発展に生かしていきたい」と語った。

日本国際賞を受賞した米ジョージア工科大のラッセル・デュプイ教授(右端)らの表敬を受ける石破茂首相(中央)=17日午前、首相官邸