限定公開( 1 )
「ご自分の考えをしっかりとお持ちになりながら、ゆったりと他人を許容することのできる広さを持っておられるところや、物事に誠実でいらっしゃるというところでしょうか」
上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんが’05年11月に夫・慶樹さんと結婚してから、今年で20周年を迎える。’04年12月に行われた婚約会見では、慶樹さんの“惹かれたところ”について、清子さんは冒頭のように語っていた。
慎ましい伴侶の人柄は、結婚当初から今も変わらないようで――。
今月17日に還暦の誕生日を迎える慶樹さん。’97年から東京都庁に勤務しているが、同月1日付で公益財団法人東京動物園協会の常勤の常務理事に着任していた。
「慶樹さんは、これまで籍を置いていた建設局の担当部長の肩書のまま、同協会へ派遣されました。同協会は恩賜上野動物園や多摩動物公園、葛西臨海水族園などの運営を担っており、皇室ともゆかりが深く、上皇さまの弟・常陸宮さまが総裁を務められています。
|
|
また、慶樹さんの年次にあたる職員の定年は62歳。同協会には退職後の都職員が再就職するケースもあり、慶樹さんの定年を目前としたこの人事は“天下り”を見据えたものとも言えるでしょう」(皇室担当記者)
昨年11月に薨去された三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀にも、清子さんと夫婦で参列していた慶樹さん。美智子さまは娘婿について、「あの人はしっかりしています。大人ね」と知人に語られたこともあったという。
「清子さんは伊勢神宮の祭主を務めており、東京と三重県を行き来する多忙な日々を送っています。民間人になっても皇室のためにしっかりと務めを果たす清子さんを、そばで献身的に支えてきたのは慶樹さんでした。そうした夫としての在り方も美智子さまは、高く評価しているのです」(前出・皇室担当記者)
結婚によって内親王が皇室を離れた最近の例では、’21年10月に秋篠宮家の長女・小室眞子さんが挙げられるだろう。小室夫妻の結婚をめぐっては、圭さんの母・小室佳代さんの金銭トラブルが波紋を呼ぶなど、“婿側の事情”が異例の注目を集めることに。
だが、そうした圭さんとは対照的に、慶樹さんが世間を騒がせることはなかった。
|
|
「慶樹さんは東京都庁に転職して以来、配属された建設局で課長補佐から課長、そして部長へと順調に出世してきました。彼は大学卒業後に就職した銀行から30代で中途入庁しましたが、課長から部長に昇進した際は、“驚異的なスピード出世”だと言われていました。
過去にはハードな折衝や調整などを行う部署にも籍を置いていたこともありますが、慶樹さんは偉ぶることはなく、いつも物腰柔らかく仕事に取り組んでいたそうで、同僚や後輩からの信頼も厚いと聞きます。
また、天皇陛下の義弟にあたりますが、皇室の係累という立場をにおわせるような言動があったとは聞いたこともありません。都幹部がそろって出席した会議では、終了後に『あの黒田慶樹さんがいたのか』と意外そうな声が上がったこともあったそうです。
幹部級の役職につけば矢面に立つ機会もあるかもしれませんが、慶樹さんは“皇室に迷惑をかけないように”と謙虚な姿勢で仕事に向き合ってきたのでしょう」(都庁関係者)
元内親王の夫として皇室を支えながらも、一介の都庁職員として役割を全うしようとする慶樹さん。新たな職場でも、その誠実な人柄は支持されることだろう。
|
|
動画・画像が表示されない場合はこちら
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Kobunsha Co., Ltd. All Rights Reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
息子へ30年手紙、93歳母に感謝状(写真:まいどなニュース)11
SNS中傷で住所晒しも…自死した男性に何が?取材に応じた当事者「報道のつもりでやってますので」【報道特集】(写真:TBS NEWS DIG)21