能登半島地震で被災した漆芸家と懇談される秋篠宮家の次女佳子さま=17日午前、石川県輪島市の県立輪島漆芸技術研修所(代表撮影) 秋篠宮家の次女佳子さまは17日、石川県輪島市の県立輪島漆芸技術研修所を訪れ、能登半島地震で被災した漆芸家6人と懇談された。
6人は佳子さまが総裁を務める日本工芸会の会員で、輪島塗の仮設工房に入居し活動している。浦出勝彦さん(70)が蒔絵(まきえ)の作品を「この季節のラベンダーの香りが伝わるようイメージして作った」と説明すると、佳子さまは「近くで見てもよろしいですか」と椅子から立ち上がって鑑賞。「匂いも伝わってくるような感じがいたします」とにこやかに感想を話した。
懇談に続き、研修所内で装飾を学ぶ「沈金科教室」も視察。漆塗りの板に、金粉で松の葉の文様を施す体験もした。

「沈金」を体験される秋篠宮家の次女佳子さま=17日午後、石川県輪島市の県立輪島漆芸技術研修所(代表撮影)