大阪・関西万博がついに開幕 66歳“万博愛好家”が思い語る「世界平和へのアクションにつながってほしい」

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2025年04月17日 20:10  TOKYO FM +

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大阪・関西万博がついに開幕 66歳“万博愛好家”が思い語る「世界平和へのアクションにつながってほしい」
放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00〜15:50)。4月13日(日)の放送は、万博愛好家の藤井秀雄さんをゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)パーソナリティの小山薫堂、藤井秀雄さん、宇賀なつみ



◆小山薫堂が万博のパビリオンをプロデュース

4月13日(日)から10月13日(月)までの184日間、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、158の国と地域が参加する2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)が開催されます。今回の放送では、この大阪・関西万博に注目し、万博の専門家をゲストに迎えました。

大阪・関西万博では、テーマ事業「いのちの輝きプロジェクト」を具現化するために、8つのシグネチャーパビリオン(テーマ館)が設けられ、それぞれ8人のプロデューサーが担当します。そのうちの1人である小山薫堂は、「食を通して命を考えるパビリオン」を手がけました。

小山は「万博は未来のショーケースなので、まだ見たことのないものを展示しなければならない」と考えたものの、「むしろ未来に必要なものを持ち帰ってもらいたい」と感じたそうです。「本来、人が忘れてはいけない、いろんな方への感謝の気持ちを、食を通して改めて考え直してもらおうというパビリオンです。そのきっかけとして『いただきます』という言葉を使い、食事のたびに感謝の気持ちをもう一度反芻することで、きっと未来はもっとよくなるのではないか、そういう思いを込めました」と説明しました。

小山のパビリオンでは、日本人が一生をかけて食べる量の卵の模型で作ったシャンデリアや、伝統食材の梅干しを会場で漬けて25年後の2050年に開封する企画など、さまざまな催しがおこなわれます。

◆世界の国々が“未来”を作り上げる万博の魅力

番組には、万博愛好家として知られる藤井秀雄さんがゲストとして登場しました。現在66歳の藤井さんは、小学6年生のときに1970年の大阪万博(日本万国博覧会)を経験。未来を象徴するその催しに心を奪われ、11回もの訪問ですべてのパビリオンを制覇したそうです。「そこから55年間、ずっとその魅力を追い求めて、海外の万博も追いかけています」と語ります。

藤井さんはこれまで国内外の万博に数多く足を運んできました。その魅力について「世界中の国々が一堂に会して交流し合い、ともに未来を作っていくことだと思っています」と力を込めました。また、大阪・関西万博の会場近くに住んでいる藤井さんは、「今回は何回ぐらい行こうと思っていますか?」という質問に対し、「通期パスポートを買っていますので数十回は行こうと思います」と期待に胸をふくらませていました。


1970年大阪万博のレアな入場チケット



◆万博開催に尽力した関係者へ感謝のメッセージ

万博は「夢と希望を与えて奇跡を生み出す存在」と話す藤井さん。当番組のテーマである“手紙”にちなんで、「万博開催に向けて取り組んできた関係者」に向けて、感謝の手紙を書いてくれました。

<藤井秀雄さんの手紙>

今日、無事に万博を開催できたこと、誠におめでとうございます。多くの関係者のみなさまのご尽力とご努力に、敬意と感謝の念でいっぱいです。

思い起こせば、万博誘致活動が2014年に始まり、2018年11月に誘致が決定したときは、日本中が沸き上がりました。5年ごとに開催される万博は、世界の国々が集まって6ヵ月間おこなわれる世界最大の行事です。私だけでなく、多くの方々があの感動を再び体験できるのだと思いました。そして、万博経験者や万博を知らない若い方々も万博をチャンスと捉え、さまざまな取り組みが始まりました。

2年前の夏、海外パビリオンの申請遅れから、一気にネガティブムードになりました。万博への関心が高まるきっかけにもなりましたが、関係者の方々は頭を悩まされて大変だったと思います。私も残念に思いました。

2025年、万博開催を日本に決めていただいた多くの国々の信頼と期待に応えなければいけません。コロナ禍や海外の戦争の影響もあるなかで、国内では震災や災害が発生し、被災地の配慮が求められました。日本の将来につながっていく一大国家行事であるだけに、さまざまなことに配慮しながらの対応は大変だったと思います。ですが、万博ムーブメントで街は変わっていきました。万博開催がなければどうなっていたかと思うこともあります。

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした万博、いのちに向き合った万博は、今回が初めてです。さまざまな命に関わる未来技術や取組みが結集して、それらが世界中に共有できると思うと、今回の万博は本当に意義深く、未来社会を前進させるとともに、世界平和の具体的なアクションにつながるきっかけになればと思う次第です。

私からお願いがあります。万博の象徴である大屋根リングは、ギネスにも認められた最大の木造建築です。「万博が終わっても世界は1つ」を表したリングを残してほしいです。日本の建築技術が集結して作られた世界唯一のものです。解体にかける費用をリングの活用に使ってほしいです。

大阪・関西万博は今日を起点にさらに盛り上がっていくと確信しています。開催していただき本当にありがとうございます。

手紙の内容に心を打たれた小山は「ありがとうございます。他のプロデューサーにも今のお手紙を見せてあげたいです」と感謝の言葉を伝えました。続けて宇賀も「大阪・関西万博を1人でも多くの方に楽しんでもらえたらいいですね」と話し、話題を締めくくりました。

番組では他にも、印象的だった大阪万博グッズを藤井さんが紹介する場面もありました。


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4月13日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年4月21日(月) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY'S POST
放送日時:毎週日曜 15:00〜15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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  • テロ政党、過激派組織とグルの政党と仲間達は日本国、日本人の敵だから�ܥ����äȤ����� 万博反対派、デマばかり流してると判明 なぜなのか?
    • イイネ!6
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