領土展示館が新装オープン=北方領土・尖閣「没入体験」―政府
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2025年04月18日 17:01 時事通信社

政府の「領土・主権展示館」に新設された「イマーシブ・シアター」。天井・床・壁に映像が流れる=18日午後、東京都千代田区 領土問題に関する日本の立場を内外に発信する「領土・主権展示館」(東京都千代田区)が18日、新装オープンした。若者の関心を集めようと、北方領土(北海道)、竹島(島根県)、尖閣諸島(沖縄県)の歴史や政府の取り組みを動画や展示で解説。新設した「イマーシブ・シアター」では天井・床・壁の5面CG映像で「没入感」を味わうことができる。
同シアターは13台のプロジェクターを活用。竹島などの自然を紹介し、アシカ、アホウドリ、ウミガメなど多くの動物が登場する。島の上空を飛び、海中に潜るような感覚を体験できる。
18日の記念式典には、坂井学・領土問題担当相や与野党の国会議員ら約20人が出席。坂井氏は「若い世代でも分かりやすく学べる展示内容だ。来館者が日本の領土や、厳しさを増す国際情勢の中で日本が取るべき対応について考える機会となれば(いい)」とあいさつした。
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