
結婚式の準備が半年や1年という長い時間をかけて行われるのは、それだけ決めることが多いからだ。その過程で人間関係のすれ違いが起こることもある。
投稿を寄せた60代女性は、今から10年前の自身の結婚式について投稿。
「ずっとゴスペルを続けて来ていて、私の結婚式での余興にゴスペルメンバーが歌ってくれることになり喜んでいました」
結婚式までに数回、集まって練習をしてくれていたメンバー。その中で、ある一人から「花嫁も一緒に歌わない?」と誘われた。だが、この提案が絶縁へと発展してしまう……。(文:天音琴葉)
「みんな貴方の為にわざわざ集まって練習してるんだから!」と怒鳴られる
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「一緒に歌いたい」と思った女性も練習に参加した。新婦が余興で歌うことは珍しいが、仲間と同じ舞台に立ちたいという気持ちだったのだろう。ところが予想外の展開になってしまう。
「その時になぜか私が『ソロで歌いたい』との話になっていて、私は『ソロで歌ったことがないし自信もないから、いつものパートで歌いたい』と伝えた」
確かに、一緒に歌いたいと思っていた女性が、ソロで歌いたいと言うはずがないだろう。メンバーの誰かが勝手に言ったのだろうか。ところが女性がソロで歌うことを断ると、メンバーの一人から皆の前で怒鳴られてしまった。
「歌いたいと言ったり歌わないって言ったり、コロコロ言うことを変えないでくれない!みんな貴方の為にわざわざ集まって練習してるんだから言ったことはちゃんとやって!」
女性は「私はソロやりたいなどと一度も言ったことないです。皆さんと一緒に歌いたい」「今からソロは無理です」と反論したが、聞き入れてもらえなかった。
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「なので結婚式では仕方なくソロを歌いましたが放送事故レベルだったと思います」
「もう終わったことなんだからいいじゃない」と曖昧にされて……
余興で歌ってくれたメンバーには感謝しているものの、怒鳴られたことには納得がいかない。後日、そのメンバーに誰から「(女性が)ソロを歌いたい」と聞いたのか尋ねると、返ってきたのは「信用おける人」という答えだった。
「だったらリーダーかと思い聞いたところ『言ったかも? でももう終わったことなんだからいいじゃない』と言われ……」
結局、誰が言い出したのか曖昧なまま、リーダーは問題を収束させようとした。この対応に不信感を抱いた女性は、ゴスペルグループを辞める決断をする。
「もちろん、その時のリーダーと怒鳴ったメンバーも私の中でブロックしました」
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メンバーたちから余興でゴスペルを歌うと聞いた時には、みんなに祝福されて素晴らしい結婚式になる、と信じて疑わなかっただろう。なんとも残念な話だ。
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