国際宇宙ステーション(ISS)の船長引き継ぎ式で、前任からISSの指揮権を象徴する「鍵」を受け取る大西卓哉さん(前列右)=日本時間19日(NASA提供) 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の大西卓哉さん(49)が19日、ISSの船長に就任した。日本人飛行士の船長就任は、2014年の若田光一さん(61)、21年の星出彰彦さん(56)に続き3人目。長期滞在クルーのリーダーとして、ISSの運用や緊急時の安全確保などの責務を負う。
ISSでは19日未明(日本時間)、船長の引き継ぎ式が開かれ、大西さんは前任のロシア人飛行士から指揮権を象徴する「鍵」を受け取った。
大西さんはロシア語、英語に続けて日本語でスピーチ。「このような大役を頂けたのも、日本の有人宇宙開発に対する貢献が国際社会に認められ、未来に対して期待されている証しだと思う。期待に応えられるよう頑張りたい」と意気込みを口にした。