マルチに活躍するタレントみうらじゅん(67)が19日、都内で、「アウト老のすすめ」(文芸春秋)出版記念イベントに出席した。
同書は「週刊文春」連載コラムをまとめたもので、発売前の重版が決定。同イベントチケットは販売開始2分で予約枚数到達の人気ぶりだ。
約10年前、70万で購入したラブドール「絵梨花」さんについて語った。「別に使用目的ではなかった。こんなものを買ったらどうだろうと思っただけ」とし、「1ドル100円くらいの時期に1ドール70万」と会場を笑わせた。
「気になったら無理やり飛び込んで、大好きになるまでやっているだけ」といい、「それで元が取れたと思い込むんじゃないかな、人って。人って、なんか他人行儀だけど、俺も他人行儀な気持ちがある」と分析した。
販売元のオリエント工業は昨年夏、廃業を発表。「かなりドキドキした」という。同社には「ラブドールの“お里帰り”という制度があって、亡くなった後にオリエント工業にお返しするシステムがあった」とし、「粗大ごみで出すのも大変なんです」とユーザーならでは苦労話を披露した。
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同日に購入したリリー・フランキー(61)とラブドールによるトークショー実施のエピソードも披露。「真ん中の2人(ラブドール)が至って無口で、会場もざわついているだけだった。いけないものが存在していると思ったんだろうね」と振り返った。
また、打ち上げに居酒屋では「(ラブドールの)お通しがこないのに、チャージ料が取られていた」と明かした。「こんなこと、外に出したユーザーしか分からないこと」と笑い、「でも、そんなことが1ドール70万で買うことで、ゲットできるんです」と語った。
「趣味じゃこんな話できない。ネタとして考えないと人を笑わすことはできない」とプロ根性を見せつけた。
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