
日常の気になる疑問を解決!4月20日は郵便制度が始まった日。郵便ポストが赤い理由は?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.4月20日は郵便制度が始まった日。郵便ポストが赤い理由は?
A.誰でもすぐに認識できるようにするため。用途や地域によっては青や白のポストも。(All About 切手収集ガイド 板橋祐己さん)
1871年の4月20日に郵便制度が始まった日本。郵便ポストはなぜ「赤」なのだろうか。郵便事情に詳しい板橋祐己さんによると、
「赤は視認しやすい色。もともとは黒でしたが、夜は見えづらい。かつて郵便局員の制服に赤が使われていたこともあるので、それとの親和性もあったのかもしれません」(板橋さん、以下同)
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しかし、赤以外の色もあるという。
「ご当地のシンボルに合わせたイメージカラーはけっこうありますね。例えば千葉県銚子市の犬吠埼に設置されているポストは、灯台の色に合わせて真っ白に。愛知県の西尾市には、市の名産品の抹茶をモチーフとした緑色のポストがあります。
銀座には街の雰囲気に合わせたグレーのものも。またパンダやフクロウをあしらったキャラモチーフのポストや、今はかなり設置数を減らしましたが、速達専用の青色ポストもあります」
そんな郵便ポストは電子メールやSNSにより、郵便の取扱量が減り、利用が減少している。
「デンマークでは年内に手紙の配達が廃止、郵便ポストも撤去が始まるようです。そういった流れは今後、世界的に広まることが予想されます」
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日本ではポストを「高度化」し、有効活用する検討が始まっているという。
ポストに太陽光を利用した自己給電の機能を持たせて、災害時には地域住民に電源スポットとして貸し出せるようにしたり、住民が携帯するアプリとの連動により、高齢者や子どもの危険を察知してその家族に情報提供をするなどだ。
撤去か、それとも新しい可能性か。デジタル社会が加速するなか、郵便ポストの存在も大きく揺らいでいる。