「おとなになっても」山本美月の夫役・濱正悟、撮影でぶつかった壁&共演者とのやりとり明かす「日常の家族のような会話をできた」

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2025年04月23日 07:04  モデルプレス

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濱正悟(提供写真)
【モデルプレス=2025/04/23】4月から放送・配信される作品3本に出演し存在感を発揮する濱正悟(はま・しょうご/30)。ストイックな役作り、夢を叶える秘訣について語ってもらった。

【写真】濱正悟、雰囲気ガラリの銀髪ビジュアル

◆4月スタートの作品3本出演で話題の濱正悟って?

2022年に放送されたドラマ「何かおかしい」(テレビ東京・BSテレ東)にて主演を務めたほか、ドラマ「毒恋〜毒もすぎれば恋となる〜」(TBS/2024)でW主演を務めるなど目覚ましい活躍を見せている濱。2025年4月からはテレビ東京系「やぶさかではございません」(毎週水曜深夜24時30分〜)、Hulu独占配信「おとなになっても」(26日に配信スタート)、カンテレ×FOD「MADDER(マダー)その事件、ワタシが犯人です」(配信中)と3本のドラマに出演している。

◆濱正悟、原作キャラを意識した「やぶさかではございません」

― 立て続けに3つの出演作が放送・配信され、これをきっかけに濱さんを知る方も多いかと思います。まずは改めて簡単に自己紹介をお願いします。

濱:俳優の濱正悟です。30歳で、今年で俳優10年目になります。4月期は3つのドラマに出演しますので、ぜひ全部見てください!

― 初めて挑戦したという銀髪ビジュアルにも注目が集まっている「やぶさかではございません」。作品にスパイスを与えるために意識したことを教えてください。

濱:「やぶさかではございません」は、ドストレートなラブコメです。主人公の松村沙友理さん演じる不思議麻衣と、駒木根葵汰くん演じる上下亮という2人が過去に恋愛のトラウマがある中で出会い、お互いを肯定していく作品です。

その中で僕は物語の舞台となるサイレントカフェ「アサガオ」の臨時スタッフとして登場します。他の皆さんは明るいキャラや優しくて柔らかい包容力のあるキャラが多い中、僕は脱力系な感じだけど自分自身の価値観や芯がしっかりあるキャラクターなので、少し違う雰囲気や存在感を出すことができたら作品がより面白くなるのではないかと思い、作品の雰囲気に囚われず、原作のキャラクターを意識して現場にいきました。

◆濱正悟「おとなになっても」苦労した役作り語る

― 志村貴子氏原作のビターなおとなの女性同士の恋愛を描くHuluオリジナル「おとなになっても」。今回、妻が女性と恋に落ちてしまう夫を演じられています。撮影でぶつかった壁や、それを乗り越えるために役作りで行ったことはありますか?

濱:「おとなになっても」では、第1話が結婚生活5年目から始まるので、その間を想像で埋めていくのが難しかったです。また、全12話を通して数年間のスパンが描かれており、途中の話で数ヶ月後というように物語の内容が飛んだりするので、役の組み立て方がものすごく難しかったです。

僕が演じた大久保渉は、思考型のキャラクターで、感情を爆発させるような場面があまりなくて、悲しみや怒り、悔しさ、寂しさといった感情を記号的に表現するのではなく、内に秘めた感情を目線や周りの雰囲気で表現することが多い役柄でした。なので、台本を読んで準備するだけでなく、現場で監督と擦り合わせたり、共演者の方と会話やお芝居を通して役を作り上げていく必要がありました。明確な答えがないまま本番を迎えることが多く、色々悩んでいたなという印象です。監督から「ここはもう少しこうしてほしい」と演出があり、リテイクした箇所もありました。自分なりの答えを追求しながら、監督をはじめ、撮影部、照明部の方々も原作をとてもリスペクトされていたので、皆さんに助けていただきながら役を作り上げることができました。

◆濱正悟「おとなになっても」共演者と意見交換

― それぞれの撮影現場での共演者の方々との印象的なエピソード、刺激を受けたことなどを教えてください。また、共演者の方と相談して撮影したシーンなどはありますか?

濱:「やぶさかではございません」では、松村沙友理さんとは今回で3回目の共演でしたが、これまで同じシーンが少なく、今回初めてしっかり話しました。

「おとなになっても」では、常に共演者の方々と演技について話していました。「ここってこう思いますか?」「このシーンのこの人どう思う?」みたいなことを意見交換して、具体的な演技プランを決めるのではなく、相手との空気感や会話を重視しました。その中で山本美月さんや麻生祐未さんとは現場の空き時間の時に、色々な現場を経験されているので、「普段空き時間何してますか?」とか色々演技とは関係ないことも聞いたりしました。家族の設定の役なので、空き時間の会話を通して、お互いに気を遣わずに話せるようになりましたし、セリフだけでなく、日常の家族のような会話をできたことが大きかったです。

― 直近では「MADDER その事件、ワタシが犯人です」で刑事役を演じるなど、さまざまな役柄に挑戦されていますが、今後演じてみたい役柄や出てみたい作品ジャンルはありますか?

濱:「おとなになっても」は日常の延長線上で、「自分もこういう人生もありえたのかな」みたいなこととか、会話も自分の人生の中であったような感じがして、日常に近い物語だからこそやりがいがよりある感じがしました。あとは役としては、悪い人間の役が好きなんですよね。単純に実生活の中でできないようなことができるのが役者だと思うので、日常の中の物語をやりたいと言いながらも、ある側面では日常ではできないような役にも挑戦したいです。

◆濱正悟の夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者には今、夢を追いかけている方もたくさんいます。そんな読者に向けて、濱さんが思う“夢を叶える秘訣”をお聞かせください。

濱:続けていくことが大事なのかなと思います。僕自身、ご縁を大切に生きていきたいなと思っていて、これまで俳優を10年続けてきてご縁を自分が引き寄せていくという感じがあります。今までご一緒したキャスト、スタッフさんとも再びご一緒することも多くて、それって続けてきたからこそですし、「おとなになっても」の渉みたいな役とかは、色々な役を経て30代に入ったからこそやらせていただけた役だと思っていて。何か続けていくことで叶うことも色々あるのかなと思います。僕は元々ドラマとか作品を観るのが好きで、色々な作品を観ていて憧れて入ったので、自分が映像作品で観てた方と共演して話を聞いたりできているのは一つの夢が叶ったに近いことだと思うので、それは続けてきたからこそなのかなと思います。

― 最後に濱さんが今後叶えたい夢を教えてください。

濱:変わらず作品に俳優として関わり続けたいですね。これからの未来のことはわからないですし、今後マインドが変わってる可能性はゼロではないですけど、やっぱり数年で色々な作品や役と何か巡り合えたのは願ってもないことだったので、今はもう役者を続けたいしかないですね。そしてもっと色々な役に出会いたいですね。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆濱正悟(はま・しょうご)プロフィール

1994年8月22日生まれ。東京都出身。近年の主な出演作はドラマ「恋せぬふたり」(NHK/2022年)「舞いあがれ」(NHK/2022年)「何かおかしい」(テレビ東京・BSテレ東/2022年)「何曜日に生まれたの」(ABC/2023年)「毒恋〜毒もすぎれば恋となる〜」(TBSドラマストリーム/2024年)「コンシェルジュの水戸倉さん」(BS日テレ/2025年)など。

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