尾上菊之助・丑之助、襲名披露公演を前に墓参 親子で決意表明「気が引き締まります」

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2025年04月23日 16:27  ORICON NEWS

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襲名披露公演を前に、尾上家の墓参をした(左から)尾上丑之助、尾上菊之助
 東京・歌舞伎座では5月、6月の2ヶ月にわたり『尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露』興行を開催する。公園に先駆けて、菊之助(47)と丑之助(11)が23日、尾上家のお墓がある雑司ヶ谷霊園で墓参した。

【写真】親子で墓参した尾上丑之助、尾上菊之助

 雨模様の中、墓参を終えた菊之助は「空は明るいのに雨が降っているというのは、なにかとても良い吉兆のような気がいたしておりまして、この雨のごとくお客様が劇場に足を運んでくださるのではないかという風に思っております」と話す。

 2人は八代目菊五郎、6代目菊之助を襲名するという報告、そして初日に向けて今までのけいこを十分に発揮できるようにお願いをしたといい菊之助は「これからの2人をお導きくださいということもお墓前にお祈りさせていただきました。精一杯務めますので、どうぞよろしくお願いいたします」と集まった報道陣を前に語った。

 墓参で改めて菊五郎襲名に「気が引き締まります」といい、「歴代名優ぞろいの菊五郎に私も名を連ねさせていただきますので、その菊五郎の器にみあうように、これからも一生懸命に精進してまいる所存でございます」と決意を表明した。

 5月2日の初日が近づき、丑之助は「襲名が近づいてきて緊張感も増しているんですが、菊之助になる心構えも増しているので、初日を迎えるのが楽しみっていう気持ちの方が大きいです」と心境を話した。

 丑之助は学校で新学期も始まったが、あいさつ回りや取材などであまり学校には行けていないそう。また、これからもけいこ、公演と続き1学期は先週の金曜日が最後になってしまったことも明かす。「学校も楽しい」と語るが、「襲名を迎えるので」と覚悟を持って臨むことを語っていた。

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